第18話
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驚いた後、ニルに尋ねた。
(あの娘の持っているレイピアからは冷却属性の魔力が感じられるわ。)
「ありがと、ニル!クロ―ゼ!そのレイピアからは水か氷の魔術が込められているんだって!」
「水か、氷ですか………エステルさん、魔力を込めるってどうすればいいのですか?」
「魔力を込めるか。……………ん〜………難しく考える必要はないって!集中して、何かをイメージすれば、できると思うわ!」
「イメージですか…………………………」
エステルの説明を聞いたクロ―ゼはその場で目を閉じて、集中して水をイメージした。するとクロ―ゼのレイピアがうっすらと蒼く輝いた!
「!!えい、やあ、はあ!」
そして目を見開いたクロ―ゼは蒼く輝いているレイピアでクラフト――シュトゥルムを放った!すると霧の魔獣は大ダメージを受け、霧が消えかかっていた!
「燃えちゃえ〜!ファイアシュート!!」
「時の刃よ!ソウルブラ―!!」
そしてそこにミントの魔術とオリビエのアーツが命中して、最後に残っていた魔獣は消滅した。
「フゥ……」
戦闘が終了し、クロ―ゼは安堵の溜息を吐いた。
「凄いじゃない、クロ―ゼ!あたしやシェラ姉みたいに、武器に魔術を込めれたじゃない!」
そこにエステルが興奮した様子で話しかけた。
「そんな…………このレイピアのお陰ですよ。エステルさん達みたいに、魔術は使えませんよ………」
エステルの言葉にクロ―ゼは苦笑しながら答えた。
「そうだ、クロ―ゼ!あたしでよかったら魔術の使い方を教えるよ!」
「あ!ミントも!」
「二人とも…………ありがとうございます。機会があれば、お願いしますね。」
エステルとミントの提案に驚いたクロ―ゼだったが、微笑みながら答えた。
その後エステル達は非戦闘員であるドロシーを連れての探索は危険と判断し、ドロシーは入口に待たせて、奥へと進み、地下を探索したエステル達はどんどん進んで、一番奥に到着するとそこに一人の人物がいた。
〜旧校舎・地下・奥〜
「あ…………!」
エステルは奥にいた人物の姿を見つけると驚いて声をあげた、その人物の姿は数々の目撃者達が見た白いマントを羽織った人物だった。
「影もあるようだし、幽霊じゃあなさそうだが……。てめえ……何者だ!?」
「フフフ……」
アガットの叫びに白いマント姿の人物は笑いながら、エステル達に振り返った。
「ようこそ、我が仮初めの宿へ。歓迎させてもらおうか。」
「か、仮面……?」
「お兄さん、なんで顔を隠しているの??」
「エステルさんやポーリィちゃんの目撃情報と同じですね……。あなたがルーアン各地を騒がしていた『影』
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