第16話
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あ……。学園祭の時もそうだったけど相変わらず見事な手並みねぇ。普段はおちゃらけてるけど、さすが生徒会長なだけはあるわ。」
「ふわ〜………ジルさんのあんな凄いところ………ミント、初めて見たよ!」
ジルの手並みにエステルは感心し、ミントは目を輝かせて感想を言った。
「ふふ……。将来はメイベル市長みたいな政治家になりたいそうです。10年早く生まれていたら今度の市長選にも立候補するのにって本気で悔しがっていましたから。」
「そ、それは凄いわね。」
「ミント、ジルさんが市長になるの賛成〜!」
クロ―ゼの話を聞いたエステルは驚き、ミントははしゃいだ。そしてエステルはある事が気になって、尋ねた。
「そういえば……。ジルたちってクローゼのことどこまで知っているの?」
「ふふ……。ほとんど全部知っていますよ。入学してから半年くらいで2人に見抜かれてしまいました。他に、私が王族であることをご存じなのは学園長だけです。」
エステルの疑問――クロ―ゼがクロ―ディア姫である事をジル達が知っているかをクローゼは微笑みながら答えた。
「えええええ〜!?ジルさん達、クロ―ゼさんの事を知っていたんだ!」
「そうなんだ……。それにしちゃ、2人ともクローゼに対して自然に付き合ってるわよね。」
クロ―ゼの話を聞いたミントは声を上げて驚き、エステルは普段のジルとハンスのクロ―ゼに対する接し方を思い出して言った。
「はい……エステルさんみたいに。みんな大切なお友達です。」
「あはは……。ちょっと照れるわね。さてと、学園内を回ってみんなから話を聞いてみよっか。『試験期間中、何か変なことはなかったか?』って聞けばいいよね?」
「はい、そう聞いた方がみんな判りやすいと思います。あと、寮に帰ってしまった生徒からも聞いてみた方がいいかもしれません。」
「ん、オッケー。それじゃあ、聞き込み開始!」
「はーい!」
そしてエステル達は生徒達の聞き込みを開始した……………
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