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英雄伝説〜焔の軌跡〜 リメイク
外伝〜オーバルギア開発計画〜前篇
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タを抱きしめようとするエリカの行動を見たティータは呆れ、ダンは諌めた。

「あ、ああ……そうだったわね。じゃ…………先に済ませてしまいましょうか。さあ……例の赤毛男はどこかしら?」

「えっと………??赤毛って、アガットさんのこと?」

エリカの口から出た予想外の人物を聞いたティータは首を傾げて訊ねた。



「そう、ソレよソレ。リベールに帰ってきたからには、一度アイサツしておかなきゃね〜。……索敵モード・オン………対象、赤毛98%。………」

「アガットさんならまだボースだと思うけど………えっと、お母さん?いきなりどうしたの??」

目を妖しく光らせたエリカが周囲を警戒しているとティータがエリカが探している人物はいない事を伝え、エリカの行動に首を傾げていた。

「チッ………ツァイスにはいないのね。まあいたならいたで大問題だけど………」

「まあまあエリカさん。来月にでも2人で出向くことにしよう。僕も一度、会っておきたいからね。」

舌打ちをしてジト目になってまだ見ぬアガットに対する恨み言を呟いているエリカをダンは苦笑しながら諫めていた。

「……そーねぇ……クーデター騒動に”輝く環”事件。リベールでも色々あったのよね。その間、ティータが随分お世話になったみたいだし……ククク………きっちりお礼させてもらわないと。」

「えへへ、じゃあ今度紹介するね。アガットさんの家って、小さいけど暖かくてすごくいいところなんだよ。」

再び目を妖しく光らせ、不気味な笑いをしているエリカに気づいていないティータは無邪気な笑顔を浮かべて答えた。



「え…………」

「…………」

ティータが家族以外の男性の家を訊ねた事がある事を知ったダンとエリカは驚いて呆けた後

「ぎりいッ………!!」

エリカは怒りの表情で強く歯ぎしりをした!

「ははは、まあまあ落ち着いて落ち着いて。ティータも、無闇に刺激しないようにね。」

「へ………???」

ダンに忠告されたティータは何の事かわからず、不思議そうな表情をした。

「アガットさん……アガットさん………!?……お、おのれ……!私のティータによくも!!」

一方エリカは怒りの表情で呟いた後、どこかに向かい、入れ替わるようにラッセル博士が2人に近づいて来た。

「?な、なんじゃ、これは。」

「あ、お祖父ちゃん。あのね………」

状況が理解できていないラッセル博士にティータが説明しようとしたその時、ダンが進み出て頭を軽く下げた。



「お義父さん……ご無沙汰しております。帰国の連絡もせずに申し訳ありませんでした。」

「いやいやダン君、そんなことはどーでもええんじゃ。それよりもなんじゃ、この装置は……?見た所ブースタ
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