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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第122話
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はクラフト―――バスターアームで凍結している魔物達を破壊して滅した!
「お、終わった〜……」
「ミリアムちゃん、大丈夫ですか?」
戦闘が終わるとへたりこんだミリアムに気付いたエマは心配し
「うん。というかなんなの、さっきの魔物〜!ガーちゃんの攻撃がすり抜けるとかありえないよ!」
「今の魔物は”霊体属性”を持っている魔物―――”幽霊”ですから、物理攻撃は効かないんです。」
疲れた表情で声を上げたミリアムの疑問にセレーネは説明した。
「ええっ!?ゆ、ゆゆゆゆうれい〜!?……あれ?じゃあ、何でみんなの武器は普通に効いていたの??」
セレーネの説明を聞いたミリアムは怖がった後すぐにある事に気付いて首を傾げた。
「俺達の武器は以前の特別実習で異世界に行った時、リウイ陛下のご厚意によって依頼された”匠王”ウィルフレド・ディオン殿が鍛え上げた武器で、様々な属性の加護が宿っているから、霊体にも攻撃が通じるんだ。」
「まさか早速役に立つ時が来るとは思わなかったな……」
「ええ……さすが”聖剣”ですね。」
「うむ。剣としての威力もそうだが、私にとっては今まで物理攻撃がほとんど効かなかった”霊体属性”持ちの”魔物”にも攻撃が通るのは助かるな。」
リィンの説明に続くように、ガイウスやセレーネ、ラウラはそれぞれ自分の武器を見つめた。
「え――――ッ!そんな凄い物を貰ったリィン達だけずるいよ〜!どうしてボクの分はないの!?」
「フン、貴様はその時編入していなかったから、貴様の分がある訳ないだろうが、阿呆。」
「アハハ……編入のタイミングがもうちょっと早かったらミリアムちゃん―――アガートラムの武器を創ってくれたかもしれませんね。」
頬を膨らませて不満を言うミリアムにユーシスは鼻を鳴らして答え、エマは苦笑しながら言った。
「ぶーぶー。帰ったらオジサンに何でもっと早く編入させなかったのか、文句を言ってやるんだから!」
「ハハ……そう言えばシュリさんの戦闘能力には驚きました。」
ミリアムの様子を苦笑しながら見守っていたリィンはシュリに視線を向け
「メイドさんなのに、エリゼお姉様みたいに凄く強いですね……」
「ええ……魔術もそうですけど、特にその2丁の銃による後方支援は凄いとしか言いようがないですね。」
「ああ。同じ銃使いのフィーやクロウ先輩とも実力が違いすぎる。まさに”達人の技”と言ってもおかしくないな。」
セレーネやエマ、ラウラもそれぞれ興味ありげな表情でシュリを見つめた。
「そ、そんな。私はご主人様達と比べると大した事はありませんよ。」
リィン達の称賛にシュリは謙遜したが
「――
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