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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第119話
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匠”とやり合ったどころか、攻撃を叩きこめただけでも大したもんだ。サラも化物じみた強さだが子爵やセリカはその上を行くからなぁ。さすが”八葉一刀流”の初伝を貰ってるだけはあるな?」

苦笑するリィンの様子をトヴァルは感心しながら見つめた後ウインクをした。



「く、詳しいですね……」

「さすが遊撃士、情報通だねー。」

「ま、”八葉一刀流”はギルドも馴染みがあるからな。それはともかく……2日目の課題を渡しとくか。」

そしてトヴァルはリィンに課題内容が書かれてある紙が入った封筒を手渡し、リィン達は課題内容を確認した。



「あら……さほど多くはないんですね?」

「今日は一日中ですから、昨日より多いと思ったのですが……」

課題内容の数を確認したエマとセレーネは目を丸くし

「この手配された魔獣はいささか気になるが……」

ラウラは考え込む動作でトヴァルを見つめた。



「ああ、午後からは別の課題を追加で振ろうと思っている。レグラム滞在は今日までらしいから、セリカ達共々せいぜい手伝ってもらうつもりさ。それじゃ、よろしく頼んだぜ。」

「えー、何で遊撃士協会ってこんなに人使いが荒いの?」

「エ、エヴリーヌさん。」

トヴァルの話を聞いて不満そうな表情をしているエヴリーヌを見たエマは冷や汗をかいた。

「承知しました。」

「では、始めるとするか。」

「フン、この程度であればすぐに片がつきそうだな。」

「それじゃあ、今日もはりきって行こー!」

そしてリィン達は課題の消化を開始した。



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