暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第230話 想いを胸に いざ戦いへ
[10/11]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
水妖精族《ウンディーネ》の
細剣使い
(
フェンサー
)
、金髪の
風妖精族
(
シルフ
)
の剣士がいた。
つまり、いつものメンバーが集結、と言う事である。
「ほんっと、2人揃って、違う! 4人揃って、こんな短時間にデジャビュを見せてくれるんだからー!」
ざくざく、っと草を鳴らして近づいてくる3人。
「お取り込み中あいすみませんけど、御二人も、そろそろ時間でーす!」
「でーすっ!!」
「…………ふんっ」
盛大に凄まれてしまった。
こちらとしても、盛大に苦笑いするしかないだろう。
「あ、あぅぅ………///」
レイナは、一連の、一部始終を見られてしまっていた事を、その言動から感じて、ただただ、顔を赤くさせていた。
「そんな為体で、あの2人に瞬殺されても知らないわよ」
「う〜……、が、頑張るから、シノンさん〜っ……」
ちょっぴり口調が強いシノン。レイナは恥ずかしさもあって、ただただ顔を赤くさせているのだった。
それは兎も角、確かにもう徐々時間の様だ。
空には、沢山の種族の妖精達が同一方向へと飛んでいる。
つまり、件の2人が現れた、と言う事なのだろう。
レイナは、気を取り直す様に 背中の翅を使って身体を持ち上げて、軽く両頬を叩く。
その後は、自分の装備を1つずつ確認していく。一色の銀色の輝きを見せるそれは、《ミスリル・インゴット》を使用し、糸状へと加工。編み込んで作ってもらった
短衣
(
チュニック
)
、とお揃いのスカート。銀世界だった、ヨツンヘイムの万年雪エリアに生息する《銀狼》の毛皮と同じく《ミスリル・インゴット》で作ったブーツ・グローブのセット。腰の剣は、水晶が柄に埋め込まれている完全な銀加工仕様のレイピア。
アスナと本当によく似ている装備のそれは、瓜二つな容姿と相余って、更に2人の存在を際立たせると言ったモノ、である。色違い、といっても良い程だから、2人の名はALO内でもSAOの時同様に知れ渡っている。
―――勿論《双・閃光》ではなく《バーサク・姉妹》として。
性能に関しても2人とも現段階で得られる装備では高レベルであり、性能は相手が
伝説武器
(
レジェンダリー
)
を持っていない限り、引けは取らないはずだ。そして、そんな情報は訊いてないし、装備も戦う時に見ている筈だから間違いないだろう。
「お待たせ―――」
レイナは完全に装備を見直し終えた後、アスナを、そして 皆を一通り見た。
気合の入り具合を、皆も見た様で、もうからかったりする者はいない。――シノンも勿論、同様で、確認した様にゆっくりと頷いていた。
レイナは、アスナの隣に立つと、互いに頷き合う。
「――じゃ、皆。行きましょう!」
アスナの
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ