3部分:第三章
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のがいつもより遅い。いつもならもう食べ終わっているというのにだ。
(何かおかしいぞ)
そう思ったその時だった。
「あんた。あのアニメ好きね」
「大好きよ」
(アニメ!?)
最初聞いた時は訳がわからなかった。
(何でここでアニメが)
こう思っていたら。里香さんはまた言うのだった。
「原作もいいしね」
「原作ってどっちよ」
「小説の方よ」
(今度は小説)
話がわからない。話を聞いていて首を捻る。
(一体何の話なんだ)
「漫画も好きだけれどね」
「漫画の方もいいのね」
「ええ、大好き」
笑顔で言っているのが聞こえた。
「どちらも好きなのよ。作品自体も」
「それでキャラもなのね」
「そうよ。もう夢中なのよ」
(ああ、そういうことか)
ここまで話を聞いてやっとわかった。話はバーチャルリアリティ、格好よく言えばこうなる。簡単に言えば二次元の話だ。そっちの方の話だった。
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