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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第115話
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は驚き、ラウラとセレーネは静かに呟き
「……まあ、それも全部”ブレイサーロード”達の帝都での活躍で水の泡と化して、おまけにアルバレア公爵の独断でメンフィルに脅されたせいで、ケルディックを手放す羽目になったどころか、ケルディックの支部も復活して遊撃士達がケルディックと帝都支部を中心に帝国内で活動し始めたから、ギリアスのオジサンにとって”ブレイサーロード”達は厄病神か天敵みたいな存在だろうね。下手に手を出したら冗談ぬきでメンフィルが介入して、アルバレア公爵みたいにとんでもないしっぺ返しを受けるかもしれないし。」
「フン……」
(くふっ♪エステルが”神”って事は間違ってないね♪というかエステルは空の女神の子孫だから、天罰って奴かな♪)
ミリアムの話を聞いたユーシスは鼻を鳴らし、エヴリーヌは不敵な笑みを浮かべていた。
「ったく、さっきから聞いてりゃ、全部あの暴走娘が悪いみたいな言い方じゃねえか。」
その時支部から金髪の青年が出て来た。
「あ……」
「貴方が遊撃士の方ですか?」
青年を見たリィンは呆け、セレーネは尋ね
「トヴァル殿、久しいな。」
ラウラは懐かしそうな表情で青年―――トヴァルに話しかけた。
「お久しぶりだ、ラウラお嬢さん。サラと”剣帝”の所で励んでるみたいだな?」
「ということは……」
「俺達の担任教官の元同僚というところか。」
「それにレーヴェさんの事も知っていたんですか……」
トヴァルの答えを聞いて何かを察したガイウスは目を丸くし、ユーシスとセレーネはトヴァルを見つめて呟いた。
「そういうこと。それに”剣帝”は俺達遊撃士どころか、他の裏組織でも割と知られているぜ?―――帝国遊撃士協会所属、トヴァル・ランドナーだ。よろしく頼むぜ、”Z組”の諸君。」
その後リィン達はトヴァルと共に支部に入って詳しい説明を受けた。
〜遊撃士協会・レグラム支部〜
「え……あの時、バリアハートにいらっしゃったんですか?」
「ああ、サラのヤツからお前さんたちの話を聞いてな。何かあった時にフォローするよう頼まれてたんだよ。あくまで『さり気なく』って注文だったんだが、フォローする前にエステル達がお前達に思いっきり関わっていたから、あいつらが手を貸すなら必要ないと思って見守っていたんだ。………まあ、今考えるとエステル達に言い含めておくべきだったと後悔しているけどな……ハア……案の定領邦軍相手に大暴れしたどころか、メンフィル軍と領邦軍がぶつかり合う寸前まで持ち込みやがって……」
話を聞いて驚いているリィンに説明したトヴァルは疲れた表情で溜息を吐き
「あの時は凄かったよね〜!”ブレイサーロード”に
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