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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第115話
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が多くなって、それでオジサンが仕方なく、遊撃士協会に依頼して帝都の支部を復活させたんだよー。」
「オレは出会ってないが、確か相当の腕前の遊撃士だそうだな?」
ミリアムの説明を聞いたガイウスは不思議そうな表情でリィン達に尋ねた。
「うむ、あの時見せた強さの片鱗を見る限り、私達の実力より遥か高みにある。」
「フン、それより俺は”鉄血宰相”が”仕方なく復活させた”の言い方が気になるな。」
「確かサラ教官の話だと”情報局”の手で撤退させられたって話だけど……」
リィンはユーシスと共にミリアムを見つめ
「そだよー。ホント、”ブレイサーロード”達ってバリアハートの時と言い、帝国でも暴れまくっているよねー。しかも一番厄介なのはあの人達にはメンフィルの後ろ盾があるから、圧力をかけて行動を制限させられないし。」
ミリアムが呟いた言葉をリィン達は冷や汗をかき
「くふっ♪というか、武力で圧力をかけてもエステル達なら返り討ちにするけど?」
エヴリーヌは不敵な笑みを浮かべて言った。
「エステルさん達と言えばバリアハートで初めて出会いましたけど……バリアハートに支部はなかったですよね?」
「……1年前に閉鎖している。帝国政府ではなく、公爵家から圧力がかかったとは聞いたな。」
「そうだったのか……」
「ま、遊撃士って基本的に偉いヒトには目障りだからねー。ミラにも権力にもなびかずに、民間人を守るのを第一に動く……そりゃ、大義名分さえあれば圧力かけてツブされちゃうかも。その中でメンフィルの後ろ盾を手に入れた”ブレイサーロード”と”黄金の百合”は権力者にとってとんでもなく厄介かつ、できれば抹消したい存在だろうね。まあ、”ブレイサーロード”達自身もそうだけど、”六異将”に最近突如前触れもなく現れて”ブレイサーロード”達の手伝いを始めたフェミリンスって人も圧倒的な戦力差があったにも関わらず領邦軍をボロボロにした上”アハツェン”の砲撃まで防いで生身で”アハツェン”を破壊したから、下手に本気にさせたら冗談ぬきで国を滅ぼすかもしれないから、下手に手を出せないし。」
ミリアムの発言を聞いたエヴリーヌを除いたリィン達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「ミ、ミリアムちゃん……」
「身も蓋もないな……」
「フン、お前の所属する情報局も一枚噛んでいるんじゃないのか?」
「んー、情報局というよりギリアスのオジサンかな?直接、帝都総支部に乗り込んで大幅な活動制限をしたみたいだし。」
「そ、そうなのか。」
「道理で、サラ教官が宰相殿に物言いたげな態度だったわけか。」
「サラさんにとっては、色々と思う方なんでしょうね……」
ミリアムの説明を聞いたリィン
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