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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
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……!?」

「「……………………」」

ヴァイスの口から出た予想外の答えを聞いたロイドは驚き、エリィは真剣な表情で尋ね、セルゲイとエルファティシアは目を細めて黙り込んでいた。



「現在のクロスベルの状況や…………”鉄血宰相”の状況……そしてこのクロスベルを支配したい側として考えたら、結構簡単に答えが出て来るぞ?」

「クロスベルを支配したい側として………………」

「………………駄目です。考えても全然わからないです。」

「………………………………局長。話してもらっていいですか?」

ヴァイスの話を聞いたノエルは複雑そうな表情で考え込み、エリィは考え込んだ後溜息を吐き、ロイドは真剣な表情でヴァイスを見つめて言った。



「まずはクロスベルの状況についてだが……”不戦条約”が締結されるまでクロスベルの帰属をめぐってエレボニアとカルバードは緊張状態であった。これは知っているな?」

「え、ええ……」

「そして”鉄血宰相”…………かの宰相の革新的な政治によって宰相を敵対勢力は多い。そしてロイド。お前はそんな者達から身を守る為に”赤い星座”を雇ったと言ったが……俺の予想ではもっと違う事の為に奴等を使うつもりだと思っている。」

「違う事…………」

「それがクロスベルを支配する為の目的ですか?」

ヴァイスの話を聞いたロイドは考え込み、エリィは尋ね

「ああ。……―――ルファディエル。お前ならここまで言えばわかるだろう?」

尋ねられたヴァイスは頷いた後口元に笑みを浮かべてロイドを見つめて言った。するとその時ロイドと”契約”している天使ルファディエルがロイドの傍に現れ

「ええ。…………そこまで予想しているとはさすがはクロスベルをいつか支配すると豪語しているだけはあるわね?」

現れたルファディエルは頷いた後口元に笑みを浮かべてヴァイスを見つめた。



「フッ。”この程度”王として……そして隙あらば他国に攻め入る元帥の立場であった者として考えれば割とすぐに思いつくぞ?」

「……ルファディエル姐さん、局長。もったいぶらないで俺達にも教えて貰ってもいいッスか?」

その時、ランディは目を細めてヴァイスやルファディエルに視線を向けて尋ねた。

「いいだろう。まず肝心の”赤い星座”の役割だが…………」

「”鉄血宰相”の命を狙う敵対勢力。通商会議の際に暗殺を仕掛けて来る彼らの”殲滅”が恐らく”赤い星座”の役割ね。」

「”殲滅”…………」

「………………」

ルファディエルの話を聞いたロイドは考え込み、ランディは黙り込んだ。



「そしてその”殲滅”を口実とし、クロスベルの防衛力があまりにも低すぎる事を指摘し、クロスベルの警備隊や
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