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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第110話
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所属していた組織”からの情報なのではないか?」
「フッ、”リベールの異変”の”導力停止現象”の際、絶妙なタイミングで蒸気の戦車でハーケン門に現れたエレボニア帝国軍が、かつて”結社”に属していた俺相手によくそのような質問ができるものだな?」
「ッ……!我らエレボニア帝国が”結社”と繋がっていると言いたいのか!?」
不敵な笑みを浮かべるレーヴェの言葉を聞いてレーヴェを睨んだ。
「そんなつもりで言った覚えはないのだが?―――まあ、”詫び”のついでに一つだけ良い事を教えてやろう。今回の”通商会議”……”クロスベルを守る為”に”六銃士”も動いている。」
「なっ……!?”六銃士”だと!?」
「彼らが……」
「そんな事を知っているってことは、やっぱり”六銃士”とグルだったのかしら?確か彼らをクロスベル警察、警備隊の上層部に推薦したのはリウイ陛下を始めとしたメンフィル帝国の皇族達だったわよねぇ?」
レーヴェの口から出た予想外の人物達を聞いたナイトハルト教官はかつて自分達―――エレボニア帝国軍に屈辱と共に恐怖を与えた相手が動いている事に血相を変え、ヴァンダイク学院長は驚き、サラ教官は真剣な表情でレーヴェを見つめて尋ねた。
「―――俺が知る限りはそう言った動きは見られていないな。それに陛下達は二大国の干渉によって腐敗したクロスベルの警察と警備隊を嘆き、それを改善する為に市民達の味方であり続けた”六銃士”を推薦しただけで、その後は何の干渉もしていない。陛下達―――いや、メンフィル帝国を汚職に塗れ、挙句の果てにはかの”教団”の生き残りの司祭であるヨアヒム・ギュンターと繋がっていたハルトマン元議長を始めとしたエレボニア帝国派議員と繋がっていたエレボニア帝国と一緒にしないでもらおうか?」
「クッ……!先程の発言と言い、我らエレボニア帝国を愚弄しているのか!?それにあの件はハルトマン元議長達の独断だ!エレボニア帝国は一切関与していない!第一あの事件を盾にクロスベルの領有権問題に強引に介入して来たメンフィル帝国が干渉していない等、よくもぬけぬけと言えるものだな!?」
不敵な笑みを浮かべるレーヴェに見つめられたナイトハルト教官は唇を噛みしめた後声を上げてレーヴェを睨み
「はいはい、もう完全に話がそれまくっていますよ?あたし達はあくまで生徒達に勉学を教える教官の立場。今この場に政治や国の威信の話は関係ないと思いますよ?」
「うむ、サラ教官の言う通りじゃ。二人ともそこまでにしておくのじゃ。」
二人の様子を見たサラ教官は呆れた表情で手を叩いて話を中断させ、ヴァンダイク学院長も頷いて二人を見つめた。
「……ハッ。」
「……話を逸らせて申し訳ありませんでした。」
ヴァンダ
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