第101話
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ル博士に視線を向けた。
「……その通りじゃ。」
「……そ、そんな…………」
「クッ……最後の最後でこんなことになるなんて………!」
「これも空の女神のお導きだというの……?」
「もしそうだとしたら、俺は絶対に空の女神を許さねえ……!」
「はは……参ったな……。場を和まそうと思っても頭が真っ白だよ……」
「……ああ、俺もだ。」
「……………」
二人の救出が不可能である事をラッセル博士が肯定するとクローゼは絶望した表情をし、レイスは唇を噛みしめ、悲しそうな表情で呟いたアーシアの言葉を聞いたフレンは悔しそうな表情で答え、オリビエとジンは疲れた表情で呟き、バダックは死んだ二人に向ける意味で黙とうをした。
「空の女神よ……そしてユリアよ……もし、どこかで見ておられるのならどうかあの二人を助けてあげてください………!」
「イオン様…………………空の女神にユリア……どうか、お願い、します………」
諦めずに二人の身が無事である事を祈るイオンを見たアリエッタはイオンに続くように祈りを捧げ
「………クソッ………!スタンといい、何故能天気な奴等に限って……!」
(坊ちゃん……)
「二人を………友達を守れなかった……ごめん、アスベル………」
二人の死を悔しがっているリオンをシャルティエは辛そうな表情で見つめ、ソフィは辛そうな表情で顔を俯かせた。
「あいつら……うう……。これからだってのに…………こんな事になっちまって……」
「エステルちゃん……。……ヨシュア君……。あれ〜……?」
二人の死にルーク達が悲しみに暮れている中、突如ドロシーが声を上げた。
「おい……ドロシー……。こんな時くらい……大人しくしてろっての……」
「いえ、その〜……。なんだかジーク君が嬉しそうに飛んでいったなあって。」
「へ……」
「あ……」
ドロシーの言葉を聞いたナイアルは驚き、ユリア大尉は何かに気付いて声を上げた。するとジークが飛んでいった先にはエステルとヨシュア、そしてカシウスを乗せた古竜――レグナートが飛行していた!
〜リベール領空〜
「ちょ、ちょっとレグナート!どうしてあなたがこんな所に……。それにどうして父さんまでここにいるのよっ!」
「なに、王国全土の導力がようやく回復してくれたんでな。モルガン将軍に後の事を任せてこうして彼に乗せてもらったんだ。」
「の、乗せてもらったって……」
伝説の存在である竜に乗せてもらった事を気軽に答えたカシウスをエステルは呆れた表情で見つめていた。
「さすがに驚いたよ……。……初めまして、レグナート。あなたの事はエステルか
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