第101話
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た。
「ああ、確かにあったぜ。その”カルマーレ”ってのがお前らの船のある場所なんだろ?」
「あ、ああ………!」
「そこが使えれば………!」
「うむ、この状況下ならばロックは外れているはずじゃ!」
「間違いなく、外れています。エネルギー源である”輝く環”も消えたのですから……!」
「エステルちゃん、ヨシュア君!もう他に選択肢はなさそうや!そっちの方から”アルセイユ”に戻るんや!」
「うん……!」
「分かりました……!」
二人の脱出方法に気づいた仲間達の会話を聞いて仲間達の代わりに答えたケビンの助言にエステルとヨシュアはそれぞれ頷いた。
「き、気を付けてね!お姉ちゃん、お兄ちゃん!」
「待っています……”アルセイユ”で!」
「うん!みんなも気を付けて!」
エステルとヨシュアに声をかけたティータとクローゼはルーク達と共にアルセイユへと急ぎ
「さあ……僕たちも急ごう。どうやら崩壊まであまり時間はなさそうだ。」
「うん……了解!”中枢塔”前にある緊急用の避難通路よね!」
仲間達を見送ったエステル達は緊急用の避難通路を通って、外への脱出を目指した!地下道を抜け、何とか外へと脱出できたエステルとヨシュアはそのまま”カルマーレ”をめざした。
〜リベルアーク〜
「きゃあっ……!」
「……くっ……!」
一際強い揺れが起こり、目の前の通路がひびが入り、崩れ始めた!
「……あっ……!」
「しまった……!」
エステルとヨシュアは慌てて進もうとしたが別ルートでカルマーレへと続く唯一の緊急避難通路は完全に崩壊した!
「ああっ……」
「戻ろう、エステル!」
2人はすぐさま戻ろうとしたが、揺れで脆くなっていた通路は戻ろうとした矢先に崩壊し、その結果2人は1本の柱の足場に取り残された!
「………………………………。戻れなく……なっちゃったね。」
「うん……。多分、下の細い梁じゃここは支えきれないだろう。」
「そっか……」
「ごめん、エステル……。僕があの時、足をもつれさせなければ……」
「そういう事は言いっこなし。あたしだって岩の下敷きになるところをヨシュアに助けてもらったしね。」
自分達の”死”が近づいているにも関わらずエステルとヨシュア、二人は落ち着いた様子でいた。
「でも……えへへ……何でかな。こんな状況なのにちっとも怖くないのよね。ヨシュアはどう?」
「あ……。うん……そうだね。僕もぜんぜん、怖くないかな。」
やがて二人の命綱であった下の梁に亀裂が入り始めた!
「ね……ヨシュア。2つ、お願いしてもいい?」
「いい
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