第101話
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。……くっ……何か方法は……」
「シャル、ブラックホールの準備をしろ!ブラックホールで奴等を吸い寄せる!」
(さすがにそれはリスクが高すぎますよ、坊ちゃん〜。ブラックホールによって崩壊寸前のこの地下道が完全に崩壊する可能性は高いでしょうし、第一吸い寄せる事ができても下手をすればそのまま奈落の底へ真っ逆さまですよ。)
「ソフィ、お前の身体能力で二人の所に向かった後二人を抱えてこっちに戻ってこれねえか!?」
「……向こうに行く事はできるけど、さすがに人を抱えてあんな長距離を跳躍するのは私でも無理……」
「え、えっと……。あたしたちに構わずにみんな先に脱出してよ。」
「僕たちは何とかして脱出の方法を見つけますから。」
仲間達が自分達を救出する方法を必死で考えているのを見たエステルとヨシュアは仲間達を思い、先に行くように促した。
「馬鹿言うんじゃないわよ!」
「そうだぜ!最初から諦めるな!」
するとその時シェラザードとルークが二人を見つめて怒鳴った。
「これ以上親しい奴等を見殺しにしてそいつらの分も背負って生き続けるなんて、俺はもうごめんだ!」
「ルーク………」
ルークの言葉を聞き、ルークや自分が元いた世界―――オールドラントで起こった親しい人々の”死”を見続けてきたルークの気持ちを察していたイオンは辛そうな表情でルークを見つめ
「ここであんた達を置いていったら先生とレナさんにどう顔向けすればいいの!いいから何か方法を考えるわよ!」
「それにユウナも『死んだら許さない』って言ってたでしょう!?二人が死んだら、レンも絶対に許さないわよ!」
「ルーク兄……シェラ姉……レン………」
「すみません……」
自分達を心配するルーク達の言葉にエステルは何も答えられず、周囲の心配を気にせず自分達の身を顧みない発言をしたことをヨシュアは謝罪した。
「実際問題、ジャンプして飛び越せる距離じゃない……。となると……別のルートを探すしかなさそうだ。」
「別のルート………探索した限りでは一本道だったが………」
「いや、それはあくまでこの地下道に限っての話さ。どうやらこの浮遊都市には幾つもの地下道が存在するらしい。そうした道さえ見つかれば………」
「恐らく緊急用の避難通路のようなものがあると思うのだけど………」
ジンの指摘を聞いて考え込んでいるバダックにオリビエは指摘した後アーシアと共に考え込んだ。
「そういや”中枢塔”の手前で別の地下ゲートを見かけたな………”カルマーレ”に通じた緊急避難通路と書いてあったような…………」
「ホ、ホント!?」
するとその時キールが希望となる答えを口にし、それを聞いたジョゼットは明るい表情をし
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