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とある3人のデート・ア・ライブ
第十章 仮想世界
第1話 仮想世界、だと……!?
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士道「なんだかもう、すっかり秋だなぁ……」

学校への帰り道、士道は思わずそんなことを呟いていた。周りの生徒も皆冬服に衣替えを済ませてある。

大騒ぎの天央祭が終わってやっと後始末もひと段落。士道たちは元の平穏な日常を取り戻した。



……はずだったのだが。



士道は現在絶望的な危機に陥っていた。

十香「これは一体どういうことなのだシドー!説明してもらおう!」

折紙「内容次第では大変なことになる」

他に耶倶矢、夕弦も怒っている。

上条はこの空気を危ないと感じ取ったのか士道の後ろを歩いて被害を最小限に抑えようとしている。

美九「だーかーらー、だーりんは今から私とデートするんですよ?デート」

ーーそう、美九が突然こんなことを言い出したからだ。

士道「待て待て、俺は美九とデートするなんて言ってないぞ!」

これもある意味引き金だった。

それを聞いた三人が突然前方左右から士道に抱きついた。

十香「やはりそうか!ではシドー、私とデェトするのだ!」

折紙「その発言は認められない。士道とデートするのは、恋人の私」

またややこしいことになった。

耶倶矢「聞き捨てならんな。士道、我らと一緒に来い!」

夕弦「同調。三人で美味しいケーキ屋さんに行きましょう」

美九「私が最初にだーりんをデートに誘ったんですからぁ。行くなら当然私とですよね。だーりん?」

修羅場だ。

士道「ええ!?ちょっ、上条助けてくれ!!」

上条「そういや琴里から買い物頼まれてたんだっけなー(棒)……ん?確かバーゲンセールが今日の3時半から……って、もう五分前じゃねぇか!!今月の食費代のために行かないと!!!」

と、逃げるための嘘をついたかと思えば途中から本気で慌てていた上条を見て後で感謝されそうだなーっていう少し嬉しい気持ちと、この場をどうしようか……と焦り迷う自分がそこにいた。

しかし、俺はどうすればーー





ーーーー
ーーー
ーー




琴里に拾ってもらい説教を食らいました。



あういう時は誰か一人を選べばとかなんとか



ーーーー
ーーー
ーー



家に帰ってやっと一人になれた。

正確には佐天さんが夕食の準備をしているが、あいつらとは違って空気は呼んでくれるし、何より優しい。お嫁さんにするならあーいうタイプがいいよなぁ。

士道(現に、さっき帰ってきた時も疲れてる俺のことを見て『おかえりなさい』って言っただけだもんな……佐天さんはいい嫁さんになるよ」

佐天「ん?何か言いました?」

士道「え!?あ、いや何でもない」

どうやら途中から口に出していたらしい。聞かれたら
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