第2話
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せた人物――アルバ教授にサエラブとニルは怒りを抱いた。
「だ、大丈夫か?めっちゃ顔色悪いで。」
「エステル?どこか具合が悪いの?」
「う、うん……大丈夫……」
一方パズモ達の様子に気付いていないケビンやレナは青褪めているエステルに声をかけた。
「そっか……。ヨシュアの目的は悪い魔法使いを止めること……。あの時、あたしがあった人がその魔法使いだとするなら……。それがクーデターを影から操っていたのと同じ人物なら……。悪い魔法使いは、まだリベールで何かをしようと企んでいるはず……。
じゃあ、あたしが遊撃士として魔法使いの企みを阻止できたら……。……ひょっとしたら……」
「……よく気付いたな。」
エステルが呟いたその時、カシウスとシェラザードが入って来た。
「父さん、シェラ姉!?ど、どうしてここに……?」
カシウス達の登場に驚いたエステルは声を上げた。
「……悪い、エステルちゃん。定期船を降りる時、ギルドの王都支部に連絡させてもらったわ。」
「え……」
ケビンから来た意外な答えにエステルは驚いて、ケビンを見た。
「まったく驚いちゃったわよ。あんたを捜してギルドに行ったらちょうど連絡が入ってくるんだもの。で、あわてて先生と……そしてあの娘と一緒に出発直前の貨物飛行船に乗ったわけ。ほら、何か言いたい事があるなら、出て来て遠慮なく言っちゃいなさい。」
そしてシェラザードは廊下に声をかけた。するとミントが部屋に入って来た。
「あ……ミント………」
「ママ………!」
エステルを見たミントはエステルに抱きついた。
「うっ……ヒック!ヨシュアさんがいなくなって、それでママまでいなくなったって聞いて……ミント……もう、ママに会えないと思って…とっても、心配したんだよ!」
エステルに抱きついたミントはエステルの服を強く握って、涙を流しながら泣きそうな表情を顔を上げてエステルに見せた。
「ミント……!ゴメンね……!貴女にまで心配をかけちゃって……!」
涙を流し、今にも泣きそうな表情を見たエステルはミントを強く抱きしめた。
「ヒック!うわあああああああああん!」
エステルに抱きしめられたミントはついに大声で泣き出した。
「ゴメン……!ゴメンね、ミント……!」
大声で泣いているミントを抱きしめて、エステルは涙を流しながら何度も謝った。
「…………ケビン神父といったか?連絡してくれて本当に助かった。礼を言わせてくれ。」
「……ありがとうございます。」
エステルとミントの様子を見たカシウスは安堵の溜息を吐いた後、ケビンにお礼を言った。また、レナもカシウスに続くようにお
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