第96話
[7/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
いつめ……。俺が付いて来るのを当然のようにアテにしてるな?」
「へへ……」
そして苦笑しているレーヴェに見つめられたヨシュアが口元に笑みを浮かべたその時!
「フフ……仲直りしたようで結構だ。しかし少々、打ち解けすぎではないかな?」
「ガッ……」
何とワイスマンが転移術で現れた後杖から電撃を放って、レーヴェに命中させてレーヴェをふっ飛ばした!
「あ……」
「「レーヴェ……!」」
それを見たエステルは呆け、ヨシュアとステラはレーヴェに駆け寄った。
「フフ……ご機嫌よう。見事、試練を乗り越えてここまで辿り着いたようだが……。こういうルール違反は感心しないな。」
「な、なにがルール違反よ!あたしたちは正々堂々と執行者たちと戦ったわ!そしてヨシュアは……レーヴェとの勝負に勝った!変な言いがかりを付けてるんじゃないわよ!」
ワイスマンの指摘に対してエステルは怒りの表情で反論した。
「フフ、まだまだ今回の計画の主旨に気付いてないようだね。結社に属する者は皆、それぞれ何らかの形で”盟主”から力を授かっている。そのような存在が君たちに協力してしまったら正確な実験は期待できないだろう?」
「じ、実験……?」
「……まさか……。僕たちがここに来たことすら計画の一部だったというのか!?」
「フフ……幾分、私の趣味は入っているがね。少なくとも計画の主旨の半分を占めているのは間違いない。」
「”福音計画”………”輝く環”を手に入れるだけの計画ではなかったのね………」
ヨシュアの指摘に怪しげな笑みを浮かべて答えたワイスマンの答えを聞いたアーシアは厳しい表情でワイスマンを睨んだ。
「クク……全ては”盟主”の意図によるもの。その意味では、ヨシュア。君も実験の精度を狂わす要素だ。非常に申し訳ないが……そろそろ私の人形に戻ってもらうよ。」
「!!!」
ワイスマンの言葉にヨシュアが驚いたその時、ワイスマンは指を鳴らした。するとヨシュアの肩に描かれてある”結社”の刺青が反応した。
「ぐっ……!」
「「ヨシュア!?」」
呻いているヨシュアを見たエステルとステラが心配そうな表情で叫んだその時
「………………………………」
ヨシュアはその場から消え、双剣を構えた状態でワイスマンの傍に移動した!
「………………………………」
「!!!」
「そ、そんな……」
「な――――」
「野郎…………!」
「そう来たか……!」
「この時の為に敢えてヨシュアを自由にさせていたのね……!」
何の感情もないヨシュアの瞳を見たエステルとステラは表情を青褪めさ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ