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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第103話
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は満足げな笑みを浮かべて頷いた。



「これほどの強い”風”を感じる武具をオレ達の為に創って頂き、ありがとうございました。」

嵐の力が宿りし十字槍――――『ラグナ・ホーク』を手に持つガイウスはウィルに会釈し

「わたくしのような未熟者にこれ程の名剣を用意して頂き、本当にありがとうございます。」

『聖剣アーリアル』を手に持つセレーネもガイウスに続くように会釈した。



「ハハ、みんな喜んでいるようで何よりだよ。みんなの笑顔を見ると作った甲斐はあったね。」

「――――それでは私達はこれで失礼しますね。」

「はい。本当にありがとうございました!」

そしてウィルとセラウィはその場から去った。



「さてと―――そろそろ俺の出番のようだな。」

ウィル達が去った後、別の扉からなんとカシウス准将が現れてリィン達に近づいてきた。

「貴方は……!」

「カシウス卿……!」

「ど、どうしてカシウスさんがこちらに?」

カシウス准将の登場にリィンとラウラは目を見開き、サラ教官は驚きの表情で尋ねた。



「フフ、リウイ陛下から依頼されてわざわざ来たんだよ。お前達に世界の広さを教えてやる為にな。」

「へ……」

「まさか……」

カシウス准将の発言を聞いたエリオットが呆け、ある事に気付いたプリネが目を見開いたその時、カシウス准将は膨大な闘気を纏って棒を振り回し、カシウス准将の闘気に応えるかのようにカシウス准将の周囲の空気は震え、地鳴りが鳴り始め

「――――全員でかかってこい。全員纏めて俺が相手してやろう。これが今回の”特別実習”とやらの総仕上げだ。」

カシウス准将は口元に笑みを浮かべて答えた!



「ええっ!?」

「と、”特別実習”の総仕上げって……」

「あのリベールの”英雄”と戦うなんて、無茶苦茶だ……」

カシウス准将の言葉を聞いたアリサは驚き、エリオットとマキアスは冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。



「フッ、これは驚いた。俺も今の話は初耳だ。」

「アハハ……リウイ陛下にしてやられましたね。」

「もう、お父様ったら……」

静かな笑みを浮かべたレーヴェの言葉にツーヤは苦笑しながら頷き、プリネは溜息を吐いた。



「あの〜、カシウスさん。まさかとは思いますが全員でかかってこいの”全員”にはあたしやレーヴェも数に入っているんですか?」

一方サラ教官は大量の冷や汗をかきながらカシウス准将に尋ね

「あたりまえじゃないか。サラと手合わせをした事は一度も無い上、かの”剣帝”とも機会があれば一度手合わせをしたかったところだからちょうどいい。」


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