第120話
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クーデター事件が終結し、クーデター事件の影響で中止かとも囁かれていた女王生誕祭が無事開催された。王都は生誕祭でいつも以上に賑やかになり、グランセル城の前には大勢の人々がアリシア女王の姿を見ようと駆けつけ、空中庭園から姿を現した女王の姿を見て歓声をあげた。
〜遊撃士協会・グランセル支部〜
多くの遊撃士達やリフィア達に見守られエステルとヨシュアはエルナンから最後の推薦状をもらおうとしていた。
「―――エステル・ブライト。並びにヨシュア・ブライト。今回の働きにより、グランセル支部は正遊撃士資格の推薦状を送ります。どうぞ、受け取ってください。」
「「はい!」」
そしてエステルとヨシュアは念願のグランセル支部の正遊撃士への推薦状をエルナンから受け取った。
「これで、5つの地方支部での推薦状が揃ったわけですね。それではカシウスさん。よろしくお願いします。」
「うむ。」
エルナンが下がり、いつもの余裕のある表情とは違い、真剣な表情をしたカシウスが進み出た。
「エステル・ブライト。並びにヨシュア・ブライト。これより、協会規約に基づき両名に正遊撃士の資格を与える。各地方支部での推薦状を提出せよ。」
「は、はい……」
「どうぞ、ご確認ください。」
厳かな雰囲気を出すカシウスにエステルとヨシュアは緊張しながら、今まで貰った5枚の推薦状をカシウスに渡した。
「ロレント支部、ボース支部、ルーアン支部、ツァイス支部、そしてグランセル支部……。5支部全てのサインを確認した。最終ランク、準遊撃士1級。ここまで行くとは思わなかった。正直、驚かされたぞ。女神と遊撃士紋章において、ここに両名を正遊撃士に任命する。両者、エンブレムを受け取るがいい。」
「「はい!」」
「おめでと、エステル、ヨシュア!」
エステルとヨシュアが正遊撃士の紋章を受け取るとシェラザードは2人を祝福し
「はは、新しいエンブレム、なかなか似合ってるじゃないか。」
ジンもエステル達をほめて
「まあ、今回ばかりはよくやったと誉めてやるよ。」
アガットも珍しくエステル達を誉めた。
「おめでとうございます、エステルさん、ヨシュアさん!」
「2人ともおめでとう。」
プリネやエヴリーヌは拍手をしながらエステル達を誉め
「最高ランクで正遊撃士の昇格するとは、さすが余の友だ!」
リフィアは胸を張って、エステル達を祝福し
「おめでとう〜!ママ!ヨシュアさん!」
「おめでとうございます!2人共、凄く輝いていますよ!」
ミントは自分の喜びのようにはしゃいでエステル達を祝福し、ツーヤも拍手をしながら祝福した。
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