第119話
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テルはカシウスを睨んで言った。
「ハッハッハ!そんな細かい事は別にいいじゃないか。」
エステルに睨まれたカシウスは笑い飛ばした。そして親子のやりとりが終わった後、シェラザードが話しかけた。
「お帰りなさい、先生!」
「おお、シェラザードか。2人の世話を任せてしまって、すまなかった。」
「フフ………別にいいですよ。」
そしてシェラザードとカシウスの会話が終わるとティータが話しかけた。
「あのあの、お久しぶりです、カシウスさん!」
「おお、ティータか。以前会った頃と比べて、背が伸びたんじゃないか?」
「えへへ………」
カシウスに言われたティータは可愛らしい笑顔を見せた。
「こんにちはです〜。エステルのお父さん〜。」
「会うのは久しぶりだな、リスティさん。すまなかったな。リベールの問題に関係のない貴女まで手伝わせてしまったようで………」
「エステルは友達だから、リスティは少しだけ手伝っただけですよ〜。だから、気にしないで下さい〜。」
「そうか……………」
リスティの言葉を聞いたカシウスはカーリアンを見た。
「それにしてもファーミシルス大将軍が陰で女王陛下を護っているのを見て驚きましたが、まさか貴女までこの娘達に力を貸してくれるとは思いませんでしたよ、カーリアン殿。」
「フフ…………別にいいわよ♪それより、前に戦った時より強くなっているんじゃない?」
「ハハ………貴女達の強さと比べれれば、微々たるものですよ。」
カーリアンに好戦的な目で見られたカシウスは苦笑しながら答えた。
「な、和やかに会話している場合じゃないってば!まったく、帰ってくるなり見せ場をかっさらって……もしかして出てくる瞬間を狙っていたんじゃないでしょうね……?」
カシウスに見せ場をとられたと思ったエステルは、カシウスが見せ場の瞬間を狙って待っていたと思ってジト目でカシウスに睨んだ。
「やれやれ……。どうやら片づいたようじゃの。」
そして少しすると中継地点にいた博士達が来た。
「ママ!」
ミントはエステルを見つけると、真っ先にエステルに抱きついた。
「無事でよかったよ〜。ミント、とっても心配したんだよ!」
「フフ、心配かけてゴメンね。」
抱きついて来たミントを受け止めたエステルはミントの頭を撫でた。
「そうだ………ミントに父さんの事を紹介しなくちゃね。この人があたしとヨシュアの父さんよ。ほら、挨拶をして。」
「はーい!初めまして、お祖父ちゃん!ミントだよ!これからよろしくね!」
「ハッハッハ!まさかこの年でこんな大きな孫ができるとは思わなかったな。しかもとび
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