第114話
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チキの説明を聞いたヨシュアは首を傾げて尋ねた。
「私の店で……将来、商品にしようと……思って……いますので………」
「そうなんだ。じゃあ、早速で悪いけど回復薬や武具を見せてくれない?」
「はい………」
そしてチキはその場で荷物から持って来た商品を並べた。
「へ〜………一通りの回復薬は揃っているじゃない。さすがチキね。」
並べられた商品の中から治癒の水や魔力石、闘技石、血廉の滴等を見つけたカーリアンは感心した。
「あら。鞭もあるじゃない。………しかも、魔力が籠っているわね……これ、売ってもらってもいいかしら?」
商品の中から自分の得物である鞭を見つけ、鞭から感じられる魔力を感じたシェラザードはチキに尋ねた。
「『女王様の鞭』……ですね。かしこまりました………」
「女王様の鞭………シェラ君にピッタリな名前の武器だね。」
「何か言った?」
「イエ、何でも。」
シェラザードに睨まれたオリビエは目をそらした。そしてシェラザードはチキに交換値段を聞き、自分の持っていたセピスの全てや予備のクオーツの一部をチキに渡した。
「…………これで足りるかしら?」
「はい。毎度ありがとうございます………『女王様の鞭』は攻撃力も高いですが………鞭に込められた電撃属性の魔力のお陰で………攻撃した相手を………麻痺に陥らせる事も………あります………」
「へ〜………かなり便利な武器じゃない。気にいったわ!」
チキの説明を聞いたシェラザードは新しい自分の武器を見て、口元に笑みを浮かべた。
「ねえねえ、もしかしてここにある武器ってみんな、異世界で作られた物なの?」
並べられている商品を見ていたエステルはチキに尋ねた。
「はい。……数ある武器の中でもそれらは全て、何らかの魔術効果が込められている武器です……」
「ほ〜……ちょうどいい機会だし、買い換えておくか。アガット、お前さんはどうする?」
チキの説明を聞き、感心したジンは商品の中にあった籠手を見つけて、自分も買う事を決めた後、アガットに尋ねた。
「………そうだな。俺が使っている重剣と、ちょっとタイプが違うが、これぐらいの重さの剣なら問題なく使えるな。見た所かなりの業物のようだし、俺も買っておくか。」
ジンに尋ねられたアガットは両手剣――『火炎剣ルバニオン』を手にとって、素振りをした後、買う事を決めた。そしてジンとアガットもそれぞれチキから武器を購入し、またクロ―ゼも今後の事を考え、レイピア――『シーバキュラ』を購入し、エステルもミントに新しい剣――『アーナトス』やアクセサリーを買った。
「ありがとう、ママ!」
「異世界の武器やアクセサリー
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