第113話
[9/13]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
?私達メンフィルとしても色々と便宜を図って下さったアリシア女王に何の恩返しもしない訳にも行きませんので。……心配しなくとも、攻撃を仕掛けるまでは私は陰で見守らせて頂きますわ。」
「大将軍…………ありがとうございます。よろしくお願いします。」
ファーミシルスの申し出を女王は感謝して受け取った。そして女王はエステル達を見た。
「エステルさん、皆さん……。こんな事を頼むのは非常に心苦しいのですが……」
「女王様……。それ以上は仰らないでください。リシャール大佐の野望はあたしたちが食い止めます!」
「どうかお任せください。」
女王の言葉の続きがわかっていたエステルとヨシュアは女王の依頼を快く受け、女王とユリアが先にテラスに行き、ファーミシルスも続こうとしたその時
「エステル〜!」
「こちらにいらっしゃいましたか………!チキさん、こちらですよ!」
「はい………」
なんとリスティ、ティア、そして一人の商人に見える服装の少女がエステル達に近付いて来た。
「リスティ!それにティアさんも!どうしてここに!?」
リスティとティアを見たエステルは驚いて尋ねた。エステルの疑問にリスティ達に代わってファーミシルスが溜息を吐きながら答えた。
「………どうしても貴女を手伝いたいと言うから、連れて来たのよ。リスティはともかく、なぜティア様まで………」
「すみません、ファーミシルス様。メンフィル皇女として私の出来る事で、リベールに運びうる闇を祓うお手伝いをさせて頂きたかったので………ファーミシルス様のお手を煩わせてしまい、申し訳ありません。」
呆れている様子のファーミシルスにティアは申し訳なさそうな表情で謝った。
「………私の事はお気になさらず。多くの部下達の命を救った戦友の娘であり、陛下の娘でもある貴女の頼みは無下にできませんわ。」
謝るティアにファーミシルスは軽く会釈をした。
「リスティはどうしてここに来たの?」
「エステル達が自分達の国のために戦っているってご主人様が言っていたので、ご主人様の許可を貰ってお手伝いをするために来ました〜」
「へ!?まさか、2人とも戦う気なの!?」
ティアとリスティの話を聞いたエステルは驚いた。
「はい〜。戦うのはあんまり好きじゃないですけど、エステルのために頑張ります〜。」
「………私は戦う事はできませんが、傷ついたみなさんを癒す事はできますので、衛生兵としてお使い下さい。」
「リスティ、ティアさん………ありがとう!」
2人の心強い言葉を聞いたエステルは感謝した。
「………チキ。例の物を渡して。」
「はい。」
そこにファーミシルスに言われ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ