第113話
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「ちょ、ちょっと……。なんで博士がここにいるのよ!」
「ツァイスで、情報部に追われていたんじゃ……」
「ねえねえ!博士がここにいるって事はもしかして……!」
博士を見たエステルやヨシュアは驚き、ミントは博士と一緒にいるであろう人物の事を尋ねかけた所を
「お、おじいちゃあ〜ん。どこに行っちゃったのぉ!?」
「こら、チョロチョロと動き回ってるんじゃねえよ。爺さんもそうだが、落ち着きのない一家だな。」
「だ、だってアガットさん……。あ……!」
ティータとアガット騒ぎながらが姿を現した。
「ティータ!?」
「ティータちゃん!」
エステルとミントはティータの無事な姿を見て声を合わせて喜びの声をあげ
「やっぱり……」
ヨシュアは納得していた。
「エステルお姉ちゃん!それにヨシュアお兄ちゃんにミントちゃんも!」
ティータはエステルとミントにしがみついてきた。
「わわ、ティータ……」
「動きにくいよ〜、ティータちゃん。」
しがみつかれた2人は驚いたが、ティータとの再会を喜んでいた。
「よ、よかったぁ。また会うことができて〜。ギルドで聞いたらお姉ちゃんたちがお城で戦っているって聞いて。うう、無事で良かったよう〜!」
「ティータ…………」
「あれ?ミントちゃん。ツーヤちゃんは?」
ツーヤがいない事に気付いたティータはミントに尋ねた。
「ツーヤちゃんはちょっと別行動、プリネさん達といるんだ!」
「そうなんだ…………」
ミントの説明を聞いたティータは少し残念そうな表情をした。
「ありがとう……。心配してくれたみたいだね。アガットさんも……よくご無事でしたね。どうして王都にいるんですか?」
ヨシュアはなぜアガットが王都にいるかを聞いた。
「いや、ひょんなところで王都行きの貨物船を見つけてな。灯台下暗しを狙って来てみたら騒ぎが起こってるじゃねえか。で、エルナンに事情を聞いてわざわざ来てみたってまけだ。おっと、ヤツからの預り物もあるぜ。」
そしてアガットはエステル達にそれぞれ報酬を渡した。
「い、いいのかな……。ちゃんと報告してないのに。」
エステルは依頼終了の報告をしていないことを思い出し、本当に報酬を受け取っていいのか悩んだ。
「親衛隊の伝令から大体の事は聞いたみたいだぜ。しかし、こんな所でガン首揃えてどうしたんだよ?てっきり残りの特務兵どもをブチのめせるかと思ってきたんだが。ん、あんたは……」
「お久しぶりです、アガットさん。灯台ではありがとうございました。」
「たしか、クローゼと言ったな?どうして、あんたみたいな学生がこんな場所にい
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