第113話
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成されているので………その効果で所有者の回避や身体能力を上げる効果を持っています。……他には『忍刀ナクア』に秘められていた……魔術効果のお陰で……攻撃した相手を……たまにですが……一撃で戦闘不能まで……陥らせる事も……できる上……『月隠刀』に込められている魔術効果の……お陰で……所有者の……体力や……傷を……時間と共に……回復して……くれます。」
「………!さっきから身体が以前より軽く感じたのはこの双剣の効果だったのか…………それにさっきの戦闘で負った傷が、どんどんなくなっていってる……!」
チキの説明を聞いたヨシュアは双剣を渡されてから感じてた違和感の正体がわかり、驚いて双剣を見た。
「い、いいのかな?こんな凄い武器をただでもらって…………」
説明を聞き終えたエステルは渡された棒を見て、恐る恐る言った。
「………さっきも言ったけどそれは本来、リフィア様が貴女達に渡す予定だった祝い品よ。気にする必要はないわ。」
「エステル………リフィアのせっかくの好意だし、ここは受けておこう。じゃないと、リフィアに失礼だよ。」
「…………そうね!」
ファーミシルスとヨシュアに言われたエステルは納得した。
「それじゃあ、私はアリシア女王を追うわ。………クロ―ディア姫達の足を引っ張って、リウイ様に恥を欠かさないでよ、カーリアン。」
「うっさいわね!余計なお世話よ!」
「フン。」
そしてファーミシルスは女王達を追って行った。
(なんかあの2人って仲が悪いのかな………?)
(………僕は、あの2人はお互い強い対抗意識を持っている事を感じているよ。)
2人のやり取りを見たエステルとヨシュアは小声でファーミシルスとカーリアンの関係を相談していた。
「まさかティア様まで力を貸して下さるなんて………!本当にありがとうございます!」
一方クロ―ゼはティアに頭を下げてお礼を言っていた。
「フフ、私が出来るのはみなさんの傷や魔力を治癒する事ぐらいですよ。」
「それでもありがたいです。魔力に関しては回復装置ではどうにもなりませんし。」
上品に笑いながら謙遜しているティアにシェラザードはお礼を言った。
「フフ、こんな所でまた貴女にお会いする事ができるとは夢にも思わなかったよ。どうやら僕達は必ず出会う運命なようだね、プリンセスシスター?」
「あ、あの〜……申し訳ないのですが、できれば手を放して欲しいのですが………」
そこにオリビエがちゃっかりティアの手を握って、ナンパを始めた。手を握られたティアは戸惑った後、苦笑しながらやんわりと手を放すように言った。
「はっ!」
「せいっ!」
そしてオリビエの行動を見
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