第113話
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シュアとユリアは驚いた。
「おお。貴女があの名高い”空の覇者”………エレボニアでも語り継がれる貴女の伝説を聞いて、一度会って見たいとは思ったけど、まさかこんなところで出会えるとは、これもボクの詩人としての運命かな♪」
「フン。貴方達、エレボニア人からすれば仇であるこの私に、よくそんな事が言えるわね。」
オリビエに話しかけられたファーミシルスは鼻をならして答えた。
「ハッハッハ。美と平和を愛するこのオリビエ、そのようなささいな事は気にしないよ♪」
「………………!(この男は……!なぜ、この男がここにいるのかしら?)」
リウイの命令によって素性を調べ、オリビエの正体を知っていたファーミシルスは、オリビエの顔をよく見た後驚き、なぜオリビエがこの場にいるのか怪しがった。
「まさか、仕事でまた貴女と邂逅する時が来るとは思いませんでしたよ、大将軍殿。」
「……久しいわね、”不動のジン”。」
ジンに話しかけられたファーミシルスはオリビエの事を一端頭の隅に追いやって、ジンを見た。
「え!?ジンさん、この人の事、知っているの!?」
「エ、エステル……いくらなんでもその言い方は失礼だよ………」
一方エステルはジンとファーミシルスが知り合いである事に驚き、ヨシュアはエステルの言い方に焦った。
「ああ。さまざまな国と遊撃士達が協力して解決した事件があってな。その時、大将軍殿も事件解決のために参加してくれたのさ。」
「さまざまな国がと遊撃士が協力する……それもメンフィルが協力した事件って、一体どんな事件だったんですか?」
ジンの説明を聞き、驚いたヨシュアは尋ねた。
「まあ、機会があったら話すよ。今はそんな時じゃないだろ?」
「そうね。みんな、ありがとう!一端あたしの中で休んで!」
(ええ。)
(戦いはまだ終わっていない。油断はするなよ?)
「はい。いつでも呼んで下さい。」
「ニルの力が必要になれば、また呼んでね。」
エステルの言葉に頷いたパズモ達はそれぞれ光の玉となって、エステルの身体の中に入った。
「はぁ………とにかく君が無事でよかったよ……カーリアンさんがいるから、大丈夫とは思ったけど。」
「ヨシュア……」
「フゥ………この女が人に頼りにされている所を目にする時が来るなんて……世も末ね。」
エステルとヨシュアの会話を聞いたファーミシルスは溜息を吐いた後、呟いた。
「ちょっと……聞こえているわよ!?」
「フン。聞こえるように呟いたから、聞こえていて当然よ。」
「相変わらず、ムカつく奴ね!……………いっそここで決着をつける?」
「わ〜!喧嘩はダメだって
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