第112話
[1/8]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
ロランスと戦闘を開始したエステル達だったが予想以上に苦戦した。
〜女王宮・テラス〜
「はっ!」
「フッ……」
エステルの棒は剣で受け流され
「しっ!」
「………」
シェラザードの鞭は回避され
「やっ!」
「えいっ!」
「………まだまだだ!」
「キャッ!?」
「やん!?」
クロ―ゼとミントの同時攻撃は両方ともロランスの剣と打ち合いになってしまい、打ち負けた2人は吹っ飛ばされてその衝撃に悲鳴をあげた。
「クッ………私の剣ではみなさんの足手まといかもしれません。なら………!……水流よ吹きあがれ……」
接近戦ではかなわないと思ったクロ―ゼはオーブメントを発動し、アーツを放とうとしたが
「甘いっ!」
ロランスはクロ―ゼに向かってクラフト――零ストームを放った。
それを見たクロ―ゼはオーブメント発動をやめて驚き硬直してしまい、動けなかった所
「危ない、クロ―ゼ!!」
間一髪でエステルが飛び込みクロ―ゼを抱きかかえて衝撃波から逃れ、その勢いで倒れた。
「いたた……大丈夫、クロ―ゼ?」
「はい、ありがとうございます、エステルさん。……それにしてもかなりの強敵ですね……アーツを撃つ隙も中々ありませんね……」
「そうね。あれじゃあ、魔術の詠唱もあんまりしない方がいいかもしれないわね……」
エステルにお礼を言ったクロ―ゼはアーツも撃たす隙もみせないロランスの強さを感じた。また、エステルもクロ―ゼの言葉に頷いた。
「燃えちゃえ〜!ファイアーシュート!!」
その時ミントが炎の魔術をロランスに向けて放った!
「フン!!」
しかしロランスは自分に迫りくる炎の玉を剣で真っ二つにした!
「そんな!?」
ロランスの行動を見たミントは驚いた。
「戦意よ、芽生えよ!!……戦意の祝福!!」
そこにミントの魔術にロランスが気を取られている隙を狙って、シェラザードは援護魔術を自分達にかけた。
「これで少しはあの少尉の動きについていけると思うわ。」
「シェラ姉、ありがとう!」
「大地の力よ、我の盾となれ…………アースガード改!!」
エステルがシェラザードにお礼を言ったその時、ロランスは絶対防御のアーツを自分にかけた。
「げっ。そういえば武術大会でプリネと戦った時、アースガードを使っていた事を忘れていたわ。」
ロランスの行動を見たエステルは顔を顰めた。
「ったく、そういう事は早くいいなさい。……ん?あの少尉、プリネさんと戦ったですって!?」
エステルの言葉に呆れたシェラザードはロランスがプリネと戦った
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ