第112話
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ロランスに言った。
「……………………………」
女王の言葉に反応したロランスは女王を見た。
「………………………………。その瞳……なんて深い色をしているのかしら。まだ若いのに……たいそう苦労してきたようですね。」
「………………………………。女王よ、あなたに俺を哀れむ資格などない。『ハーメル』の名を知っているあなたには……」
「!?」
(ん〜?何か、聞き覚えのある名前ね?)
ロランスの口から出たある言葉を聞いた女王は信じられない様子で驚き、カーリアンは聞き覚えのある言葉に首を傾げた。
「さてと、そろそろ時間だ。お望み通り、女王陛下は返してやろう。」
「へ……!?」
ロランスの口から出た予想外の言葉にエステルは驚いた。
「大佐を止めたければ地下に急いだ方がよかろう。もはや手遅れだろうが……。無用な被害が広がるのを食い止められるかもしれん。」
「地下に……まさか、あの場所から地下に降りたという事ですか?」
ロランスの警告を聞いた女王は信じられない様子で尋ねた。
「フ……今のあなたならばその意味が嫌というほど判るはず。彼らを導いてやるといいだろう。……それでは、さらばだ。」
女王に答えたロランスは高度のあるテラスから飛び降りた!
「な!?」
「しょ、正気!?」
「チッ!逃がしちゃったわね〜。」
ロランスの行動にエステルやシェラザードは驚き、カーリアンは舌打ちをして溜息を吐いた。
「闇に呑まれよ!……ティルワンの闇界!!」
「!?ガアアアッ!!」
その時誰かの声が聞こえた後、ロランスの悲鳴が聞こえ、下にある池から何かが落ちた音がした……………
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