第112話
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」
光に当てられた2人は思わず悲鳴をあげ膝をついた。
「ママ!シェラお姉さん!」
「大丈夫ですか!?」
攻撃を受けた2人を心配して、ミントとクロ―ゼは慌てて駆け寄った。
「いたた………2人は怪我はない?」
エステルは身体中に伝わる痛みに顔を顰めながら、立ち上がった。
「うん!」
「お二人が私達を突き飛ばしてくれたお陰で、先ほどのアーツによる攻撃は受けませんでした。」
「そっか。シェラ姉、大丈……」
2人の言葉に安心したエステルはシェラザードを見たその時、シェラザードが無表情でエステル達に攻撃して来た!
「わっ!?」
「キャッ!?」
「やん!?」
予想外のシェラザードの攻撃にエステル達は回避できず、受けてしまい、シェラザードから下がった。
「シェラ姉!?どうしたの!あたし達は味方だよ!?」
シェラザードの突然の行動に驚いたエステルはシェラザードに呼びかけた。
「まさか……今の攻撃で”混乱”になったのではないですか!?」
一方クロ―ゼはシェラザードの焦点の合っていない瞳を見て、冷静に推測した。
「ええええ〜!?」
「あ、あんですって〜!?攻撃と同時に混乱させるようなアーツ、知らないわよ!?」
クロ―ゼの推測を聞いたミントとエステルは驚いた。
「とにかく何とか、シェラザードさんの混乱を直さないと………」
「…………あたしがロランス少尉の相手はするわ!クロ―ゼはシェラ姉の治療をお願い!ミントはクロ―ゼの手伝いをお願い!」
戦闘の判断がつかないクロ―ゼを見て、エステルは即座に考えた案をクロ―ゼとミントに指示した。
「うん!」
「わかりました!エステルさんも気を付けて下さい!」
そして3人はそれぞれの行動に移った。
「さっきのアーツといい、あんた何者よ!?」
再びロランスに攻撃を仕掛けたエステルはロランスと鍔迫り合いをしながら、尋ねた。
「フ………お前達の情報通りの男のはずだが?」
「ふざけた事を言ってんじゃないわよ!行くわよ……!」
ロランスの挑発にも聞こえる言葉に怒ったエステルは棒に雷を宿らせた!
「来い……!」
「ハァァァァァァァ!!雷波!無双撃!!」
「……………………」
雷を宿した武器と打ち合う訳にもいかなかったロランスはエステルの連続攻撃を次々と回避していた。
「とぉりゃぁぁぁぁぁっ!」
回避をされても気にせず攻撃を続けていたエステルは最後の一撃に特大の雷を込めて、ロランスに放とうとしたが
「せいっ!」
「なっ!?キャアッ!?」
ロラン
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