第110話
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「今から城門の開閉装置を操作します!敵が来たら撃退してください!」
ヨシュアが3人に頼みごとを言いながら城門の開閉装置を急いで操作し始めた。
「おお、任せとけ!『不動のジン』の名に賭けて誰一人として中には入れん!!」
ジンはいつもの余裕な顔を捨て、闘気を体全体に纏った後、敵がいつ来てもいいように攻撃態勢を取り
「フッ、今こそ天上の門が開く時……。第1章の最終楽章の始まりだ!」
オリビエは髪をかきあげた後、ジンの援護のために銃を懐から出し、敵が来る方向に銃口を向けた。
「元・神殺しの使い魔の実力……今ここでお見せしましょう!」
テトリは珍しく強気になり、敵が来る方向に弓矢を構えた。
〜グランセル城・正門〜
特務兵達が守っていた正門はヨシュア達によって開かれた。それがわからない見張りの特務兵の2人は扉が開いた事に不審に思った。
「な、なんだ……?」
「おかしいな……。完全封鎖と聞いていたのに。」
そして2人は念のために後ろを振り向いた時、自分達に向かって突撃してくるユリア率いる親衛隊と遊撃士の混合部隊に驚いた。
「なっ!?」
「馬鹿な!!」
(光よ、集え!光霞!!)
「「うわっ!?」」
驚いている特務兵達にパズモは特務兵達の目の前に魔術を放ち、特務兵達の目を眩ませた!
(燃えよっ!)
「「ウギャアアアッ!?あ、熱い!だ、誰か水を……!!」」
そこにサエラブが吐いた炎の玉が特務兵達に命中し、炎に包まれ、火傷した特務兵達はうろたえた。
「そんなに水が欲しければくれてやるよっ!クルツ!!」
「ああ!!」
そしてカルナとクルツはアーツの詠唱をして、放った!!
「「水流よ、吹きあがれ!……ブルーインパクト!!」」
「「うおっ!?」」
2人が放ったアーツによって特務兵達は空中に浮き上がった!そして落ちてくる瞬間にはなだれこむ親衛隊や遊撃士にぶつかって吹き飛ばされて堀に大きな水音を立てて落下した。
そして城内に入ると次々と特務兵達がさまざまな方向から現れた。
「よし、敵がどんどん来ている!……親衛隊の者達よ!今こそ、情報部の者共に我らに汚名を被せたことを後悔させてやるぞ!!」
「「「「「「「イエス、マム!!!!」」」」」」」
作戦が成功した事に口元に笑みを浮かべたユリアは親衛隊達の士気を高める号令をかけた!
「おっしゃあっ!!俺達遊撃士の底力、見せてやろうぜ!」
「ルーアンの借り……倍返しにして返してやるよっ!」
「八葉一刀流に伝わりし剣技………未熟者ですが、カシウスさんやアリオスさんに代わってお見せしましょう!」
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