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ハイスクールD×D復讐と剥奪の王
6話『復讐者とグレモリー眷属<特訓>』
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俺は電話を終え、目的地であるグレモリーの別荘に到着する。

その別荘の前では、兵藤が木場と木刀で勝負をしていた。

「…………あまいな。悪魔も所詮はこの程度か」

「遅れてきておいて、随分と余裕そうな言い方ね」

俺の言ったことに、グレモリーが反応してそう言った。

「………事実を言ったまでだ。お前らでは俺には勝てない。何をしようとな」

俺はそう言って、木造の別荘へと歩いて行く。

「待ちなさい!貴方には、裕斗と勝負してもらうわ!」

グレモリーが俺に対してそう言ってくる。

「………死ぬ覚悟はあるか?」

「どういう意味かしら?」

「俺は本気で悪魔共を殺す!……その手始めがお前らになるだけだ」

「修は大丈夫ですよ、部長。口ではああ言ってますけど、ホントは良いやつですから」

俺とグレモリーの間に、木場に負けた兵藤が割って入り、そう言った。

「………兵藤、俺のことを知った気で言うな。俺は本気でお前らを潰すぞ」

「だったら見せてくれよ。修が木場に勝つところを」

そう言って、兵藤は手に持った木刀を俺に渡してくる。

「…………後悔するなよ」

俺はそう言って兵藤から木刀を受け取り、木場の元へと歩いて行く。

「木刀でもいいのかい?夜鞠君なら、槍の方がいいと思うけど」

「……俺は元々こっちの方が得意だ」

俺はそう言って木刀を構えずに、自然体で立つ。

木場はそれを見て、真剣な表情で木刀を構えた。

なるほど、それなりに俺の実力を予測したか。

俺はそう考えながら、木場を見る。

「……それじゃあ、いくよ!」

そう言うと、一気に加速して姿を消す木場。

俺は目を閉じ、集中して辺りの音を聞き取る。

カサッ

俺の右斜め後ろから、足音が聞こえた。

だが、俺は足音が聞こえた方とは逆の左斜め後ろに向けて木刀を横一線に振るった。

カンッ!

すると、木刀から手元に衝撃が伝わってくる。

その木刀の先には、木場が俺の木刀を受け止めて立っている。

速度はそれなりにあるが、木刀自体からは余り力を感じないな。

俺はそう思いながら、鍔迫り合いに無理やり持ち込む。

ギィッギィッ!

木刀が擦れあい、歪な音が聞こえる。

木場はこのまま攻めきろうと思っているのか、木刀に力を加えてきた。

だが、俺はそれとは逆で木刀を一旦引き、体制の崩れた木場の首元に向けて木刀を横一線に振った。

俺の振った木刀が木場の首へと当たる前に俺は、木刀を止めた。

「……………くだらない
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