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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第102話
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ンは首を傾げ、マキアスは尋ねた。



「”アルバレア号”――――”聖獣ラウクソー”について良く知っておきたいからな。アルバレア号の主としてアルバレア号の事を良く知るのは貴族として当然の義務だからな。」

「そこは貴族は関係ないと思うんだが……」

「フフ、わかりました。」

ユーシスの答えを聞いたマキアスは呆れ、プリネは苦笑しながら頷いた。

「フム、ならばリィンは私とフィーと共に”闘技場”の猛者達に挑もうではないか。」

「いい”っ!?と、”闘技場”!?というか何で俺なんだ!?」

一方興味ありげな表情のラウラの提案を聞いたリィンは表情を引き攣らせ

「だってメンフィル皇女のプリネは勿論、プリネの親衛隊長や副隊長をやっているツーヤやレーヴェが出たら闘技場の人達が騒ぐだろうから論外だもん。」

「うむ、フィーの言う通りだ。という事で頼んだぞ、リィン。」

「ううっ……何で俺が……」

フィーとラウラの話を聞いたリィンは疲れた表情で溜息を吐いた。



「アハハ、ご愁傷様だね、リィン。」

「……異世界に来て最初に興味があるのは闘技場とはあの二人らしいな……」

「フフ、ですがあの3人なら案外勝ち抜いて優勝できると思います。」

その様子を見守っていたエリオットは苦笑し、レーヴェとガイウスは静かな笑みを浮かべ

「さあてと。せっかくの休みだし、酒場に繰り出そうかしら♪」

「サラ教官……」

「あれだけ高級ワインをがぶ飲みした上、今夜もあるのにまだ飲むんですか?」

嬉しそうな表情で言ったサラ教官の言葉を聞いたリィンとアリサは呆れた表情でサラ教官を見つめた。



「フム……」

リフィアは口元に笑みを浮かべたが

「言っておくけど闘技場になんて行かせないからね?」

「ぬおっ!?わかっておるわ!(余、余の思考まで読むとは……)」

膨大な威圧を纏うエリゼに微笑まれ、冷や汗をかいて頷いた。

「ハハ、リフィアにもついに弱点ができたみたいだね。」

「フフ、あの様子ですと彼女には頭が上がらない様子ですね。」

エリゼとリフィアの様子を見守っていたウィルフレドとセラヴァルウィはそれぞれ苦笑していた。


「そう言えば気になっていたんですけど……ディオン卿達はどうしてこちらに?」

その時ウィルフレド達の存在を疑問に思ったリィンは首を傾げて尋ねた。

「それを答える前に……――――俺の事は”ウィル”でいいし、そんな堅苦しい態度で接しなくていいよ。」

「私の事もどうか”セラウィ”と呼んでください。」

「ハ、ハア……それでお二人ともどうしてこの場にいらっしゃるんですか?」


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