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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜アリサの告白〜前篇
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ハハ……お気持ちは嬉しいですが遠慮しておきます。えっと……その……アリサさんの事で相談しに来ました。」

「アリサの?なになに〜?もしかして『新参者の癖に私の許可なく私のリィンに不用意に近づくなんて生意気よ!』とか、『前からリィンに目をつけていたのは私なのに抜け駆けしないで!』とでも言われて苛められたのかしら〜?んく……んく……」

セレーネの用件を聞いて首を傾げたサラ教官だったがすぐに酒の肴の話になりそうな内容だと気付いて口元をニヤニヤさせながら尋ねた後再び高級ワインを飲んでいたが

「え、えっと……その……先程アリサさんが寝間着姿でリィンお兄様の部屋に入る所をたまたま見てしまったんです……」

「ブ―――――――――――――ッ!?」

「キャッ!?」

恥ずかしそうな表情で言ったセレーネの言葉を聞いた瞬間口から瓶を離して下を向いて床に向かって飲んでいたワインを噴き出した!



「ゴホッ、ゴホッ、ゴホッ!…………フウ。――――セレーネ、今の話ってマジ?」

飲んでいたワインを喉に詰まらせた影響で咳き込んでいたサラ教官は落ち着いた後、セレーネの口から出た驚愕の事実に完全に酔いが醒めて驚きの表情で尋ねた。

「は、はい……ツーヤお姉様の寝室から戻ってきた時にたまたま見てしまって……しかも部屋に入った時に鍵までかけたようなんです……」

「…………………………」

頬を赤らめて答えたセレーネの説明を聞いたサラ教官は石化したかのように固まり

「ハア…………やれやれ、まさかあの女の入れ知恵かしら?ラインフォルト家のメイドの癖に”ラインフォルトグループ”の令嬢に何て事を教えているのよ……万が一在学中にアリサが妊娠したら絶対あの女に管理責任とか全部押し付けてやるんだから…………ブツブツ…………」

やがて我に返ると呆れた表情で溜息を吐いた後小声でブツブツ呟き出した。



「あの女??」

「何でもないわ、こっちの話よ。そ・れ・よ・り♪今の話、もうちょっと詳しく聞かせてくれるかしら?アリサはどんな寝間着姿だったのかしら♪」

「え、えっと……?(わたくし、もしかして相談する相手を間違えたのでしょうか……?)」

そして口元をニヤニヤさせるサラ教官に続きを促されたセレーネは大量の冷や汗をかきはじめた。



〜数時間後〜



「ハア……ハア……一杯中に出してくれたわね……嬉しい……!リィン、大好き♪ん……」

数時間後行為を終えて生まれたままの姿になって息を整え終えたアリサは幸せそうな表情で疲労によって眠りに落ちたリィンの唇に口付けをした。



「フウ……このまま寝たいけど……さすがにこのまま朝まで過ごしてみんなに見つかったら滅茶
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