第108話
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と、全て余の魔術でひれ伏してくれる!」
「エヴリーヌ達が負ける訳ないでしょ?キャハッ♪」
リフィアは得意げに胸を張り、エヴリーヌは好戦的な笑みを浮かべて答えた。
「ツーヤ、絶対に無理をしては駄目よ?戦えないと思ったら、迷わず人質の方達が待機されている部屋まで撤退しなさい。いいわね?」
「はい。」
一方ツーヤの身を案じたプリネはツーヤに指示をし、プリネの指示にツーヤは頷いた。そしてプリネはペルル達にも声をかけた。
「みなさんも無理はせず、危ないと思ったら私の中で休んで下さい。」
「心配してくれて、ありがとう!でも、大丈夫だよ!みんなの事はボクが守るね!」
「ご主人様の……使い魔として……プリネ様達を守るため………最後まで……戦わせて頂きます………」
「精霊王女たるこの私には無用な心配ですわ。」
プリネの心配を使い魔達はそれぞれ力強い言葉を言い、頷いた。そしてユリアは最後に残りのメンバーであるエステル、シェラザード、ミント、カーリアン、ニル、ジェニス王立学園の制服に着替え、いつもの髪型になったクロ―ゼを見た。
「そして最後に………」
クロ―ゼを見たユリアは辛そうな表情で言った。
「………殿下、やはり考え直して頂けませんか?」
ユリアの嘆願にクロ―ゼは申し訳なさそうな表情で答えた。
「ごめんなさい……お祖母様は私が助けたいんです。それに私は一応、飛行機の操縦ができますから………どうか作戦に役立てて下さい。」
自分にも必要な役割があると思ったクロ―ゼは最後は自信のある表情で自分も作戦に参加する意味はあると答えた。
「くっ………こんな事なら、操縦方法などお教えするのではなかったか………」
「まあまあ、ユリアさん。クロ―ゼのことならあたし達に任せておいて。」
「そうだよ!ミント、ママ達と協力してクロ―ゼさんを守るね!」
「”闇の聖女”の一番弟子として……そして”風の銀閃”の名に賭けて必ずやお守りすることを誓うわ。」
「人を守るのは私の性に合わないけど、その娘に襲いかかる敵は全て斬り伏せてあげるわよ♪」
「”能天使”の誇りにかけて、必ず守りぬきますわ。」
自分が教えたことが結果的に守るべき人を危険な作戦に参加させてしまった結果に後悔していたユリアにエステル達はユリアが安心できるよう答えた。それを聞いたユリアはなんとか自分を納得させエステル達にクロ―ゼを守るよう頼んだ後最後のチームがやるべきことを説明した。
「わかった………どうかお願いする。城内に敵戦力が集中した直後、エステル殿以下6名のチームが特務飛行艇で空中庭園に強行着陸。しかる後、女王宮に突入してアリシア女王陛下をお
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