第107話
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りそうですね。」
「……私に考えがあります。皆さん、これを見て頂けますか?」
ヨシュアの言葉を聞いたクロ―ゼは一枚の古い地図を出した。
「これって……どこの地図?」
「王都の地下水路の内部構造を記した古文書です。これに、王城地下に通じる隠し水路の存在が記されています。」
そしてエステル達はグランセル城解放と女王救出作戦の内容を話しあった。
「…………以上が作戦内容となります。みなさん、よろしくお願いします。」
作戦内容を話し終え、クロ―ゼはエステル達に頭を下げた。
「任せて!」
「了解。」
「ミントも頑張るね!頑張ろうね、ツーヤちゃん!」
「うん!」
その時、現在の状況を通信でリウイに報告しに行っていたプリネが部屋に戻って来た。
「………遅くなって申し訳ありません。それで、今後はどうするのですか?」
「うん。実は…………」
事情がわかっていないプリネにエステルが説明した。
「…………なるほど、わかりました。……そうだ、リフィアお姉様。例の物を渡す時間を早めるよう、お父様に頼んだそうですが……?」
「うむ。確かに言ったぞ。それがどうかしたか?」
「えっと………2人とも、何の話をしているの??」
プリネとリフィアの会話内容が理解できなかったエステルは尋ねた。
「それは秘密だ。まあ、その内わかる。」
「??」
リフィアの言葉を聞いたエステルは首を傾げた。
「それで、何か問題があったのか?」
「いえ。ただお父様の話ではファーミシルス様に届けさせると………」
「ほう?」
「げっ。何でファーミがこっちに来るのよ〜………」
プリネの説明を聞いたリフィアは意外そうな顔をし、カーリアンは嫌そうな顔をして溜息を吐いた。
「あの……プリネさん。話の内容はよくわかりませんが、ファーミシルス大将軍も王都に来られるのですか?」
一方プリネ達の会話からファーミシルスがグランセルに来る事に驚いたクロ―ゼは尋ねた。
「はい。いつ頃に来るかは聞いていませんが、明日には来るそうです。」
「へ!?でも、今王都は封鎖されているんじゃ……」
プリネの説明を聞いたエステルは現在の王都の状況を思い出して、驚いた。
「まあ、正攻法では無理だな。……だが、ファーミシルスには翼がある。ここまで言えばわかるな?」
「まさか空を跳んで、関所を越えてくるのかい!?」
リフィアの説明を聞き、ファーミシルスの王都への潜入方法がわかったヨシュアは驚いた。
「ハハ。”闇夜の眷属”しかとれない方法だな。」
「ええ。……ファーミシルス大将
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