TURN34
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ニアですッ!!」
「来たか……積み込み作業は?」
「九八%が完了しています。全完了まで後百八十秒ッ!!」
「急がせろッ!! バージニアとの衝突は?」
「約二百四十秒ですッ!!」
「……ギリギリ間に合うな」
この時、連合艦隊の布陣は前衛にエイリス軍、左翼にドクツ軍、中央に日本艦隊、ガメリカ軍は後衛やった。防護巡洋艦の一部は長門を護衛するために急遽日本艦隊に編成されている。
そして遂に砲弾の積み込み作業が完了した。
「戦闘用意やッ!!」
「第三艦隊が攻撃を始めますッ!!」
惑星出雲を挟んでバージニアの反対側に田中の第三艦隊が鉄鋼魚雷をぶっぱなした。
実体弾には無力なバリアは機能せずに鉄鋼魚雷はバージニアに命中するが然したる被害はない。
そして長門では帝による『神風の儀』が始まった。
しかし、帝の『神風の儀』でもバージニアは止まる事はなかった。
「バージニアは苦しんでいます。あの子は救いを求めている」
御座船で帝はそう言っていた。
「この命尽きるまで……舞いましょう。語りかけ続けましょう。私の命は今、このためにいただいたのですから」
帝はそう言った。
「……そして狹霧さんに謝らなければなりません」
帝は小さく呟いた。
「夕張の山下長官に繋げてくれ」
俺はそう言った。程なく山下長官が現れた。
『どうした?』
「長官、無茶はしないで下さい。貴女は猪突猛進なんですから」
『それくらい分かっている』
山下長官は顔を赤らめながらそう言った。
「今度デートでもしませんか?」
『クク、どうせ南雲達と宴会になりそうだな』
「否定はしませんね」
俺は笑う。
『後は任せろ』
山下長官はそう言って通信を閉じた。
「バージニアからブレスが来ますッ!!」
バージニアからの攻撃が始まった。
「被害はッ!?」
「エイリス艦隊の半数がやられましたッ!!」
ちぃ、防護巡洋艦がいないところをやられたか。
「長門に打電ッ!! 我、前衛に向かうッ!! 南遣方面艦隊機関全速ッ!!」
「機関全速ッ!!」
巡航だった速度が最大速度に上がる。
「夕張を気付かせるなッ!! 主砲発射用意やッ!!」
主砲に三式融合弾が装填される。
「バージニアからエネルギー反応ッ!!」
「バリアミサイル発射ァッ!!」
両舷からバリアミサイルが発射されて南遣方面艦隊前方を多数のバリアが覆い、そこにブレスが直撃する。
「被害ありませんッ!!」
「主砲発射用意完了ッ!!」
「撃ェェェーーーッ!!!」
その瞬間、南遣方面
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