暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアートオンライン VIRUS
ボス攻略と隠しスキルと恋
[4/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
自分の背中を切り裂く。そしてそのまま扉の前に吹き飛ばされた。

「ガッ!!!」

 ペインアブソーバがないせいで仮想の体に物凄い衝撃と痛みが走る。その時、後ろから自分の名前を呼ぶ声が聞こえた。

「「「「ゲツガ(君)!!!」」」」

 そこに居たのはクラインを入れた、ギルド《風林火山》のメンバーとアスナ、ユキ、キリトだった。

「あいつらを……助けて……やってくれ……」

 痛みで体があまり動かないため、キリトたちにあのプレイヤーを助けてやってくれと頼む。そう言うと全員頷いて、ユキ以外の全員、プレイヤーのところへ駆けて行った。ユキは俺の近くに来て泣きそうな声で言う。

「何で……何で一人で倒そうなんて考ええたの!!」

「ちが……う。今回は偵察のつもりだったんだけど……あいつらが入ってきてんだ……。偵察だって言ったんだが聞かずに……そのまま……戦いにいったんだ……俺は一応忠告したけど……そのまま戦いに入っていきやがった……痛っ!!」

「どうしたの、ゲツガ君!!」

「俺には……ペインアブソーバが働いてないんだよ……だから仮想の体が……ダメージを食らったら……本当に体が痛む……」

「そ……そんな」

 説明している間にクラインたちが、プレイヤーたちを数人連れてきた。そしてそれを見ている指揮官らしき男が叫ぶ。

「何をしてくれるんだ!!私の部下を何勝手に連れて行く!!戦え!戦うんだ!!」

 そう叫んでいるときグリームアイズの斬馬刀が首筋を捉え、首を吹き飛ばした。それを見た全員はそのプレイヤーの首が落ちてポリゴン片になるまでただ黙ってみていることしか出来なかった。

「よくも!!」

 アスナが最初に動いて、グリームアイズに攻撃する。しかし、ダメージはあまり食らわせることが出来ない。グリームアイズはアスナに向かって斬馬刀を振り下ろす。斬馬刀は当たらなかったものの余波を食らって地面に倒れる。底に容赦ない一撃が振り下ろされる。それをキリトが防いだ。その時に物凄い衝撃と爆発音が響く。

「下がれ!!」

 そう言ってグリームアイズと対峙する。しばらく対峙してアスナとクラインも参加し、頑張ってダメージを食らわせている。キリトは叫んでから一度、攻撃の間合いから離れた。そして、剣をもう一つ装備してからもう一度、叫んだ。

「いいぞ!!」

 そう言うとアスナとクラインがスキルを使って、グリームアイズをノックバックさせる。その間合いにキリトは二つの剣を持って入る。その剣は炎のような光を帯びていた。あれが二刀流か。そう思った後、ユキに言った。

「ユキ、俺を支えてくれ」

「えっ?」

 素早く、ショートスピアと弓を取り出す。弓を杖のように使い立ち上がった後、ふらつく身体をユキに後ろ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ