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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(FC篇)
外伝〜夕暮れの惨劇〜後篇
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によって特務兵達は断末魔を上げた。そしてそこに走りながら大鎌を構えたレンが落ちてくる特務兵達とすれ違う瞬間、死神が鎌を振るがごとく大鎌を震った!その技は敵陣を駆け抜け、すれ違う命を摘み取る”殲滅天使”の処刑技!その名は……!

「そ〜れっ!レ・ラナンデス!!」

「「「「「ガッ!!…………………」」」」」

レンのSクラフト――レ・ラナンデスによって特務兵達は身体を2つに分かれさせられ、絶命した!

「あ、ああっ…………!」

一方レンの魔術やクラフトを受けてなく、唯一無事だった隊長は恐怖でその場から動けなかった。



「さて……と。後は貴方を殺せば、殲滅完了ね♪イリーナお姉さんも心配しているだろうし、さっさと済ませてレンが無事だった事を知らせてあげないとね♪」

「ば、化け物が……!貴様は人間ではない!悪魔だっ!」

凶悪な笑みを浮かべて自分を見るレンに隊長は叫んだ。

「失礼な人ね。レンはお姫様なんだから民には優しいわよ?この力は祖国メンフィルと民を苦しめる悪い人達をやっつけるためにしか使っていないんだから。……ま、軍人の貴方には関係ない話だけどね♪」

「ク、クソーーー!リベールに、大佐の未来に永遠の栄光あれっ!」

そして隊長は自暴自棄になって、懐から爆弾を取り出して自決しようとしたが

「うふふ……そうはさせないわ!」

「ギャアッ!?」

レンは持っている大鎌を放擲するクラフト――カラミティスロウで爆弾を持っている手ごと地面に落とした。そして放擲された大鎌はブーメランのように戻って来て、レンの手に戻った。

「ウギャアアアッ!?手が、手が……!」

片手がなくなった隊長はもう片方の片手でなくなった部分から飛び出てくる大量の血を抑えて、悲鳴をあげた。

「うふふ……冥途の土産にレンが開発した魔術の最初の体験者としてその身に味わえる事……光栄に思いなさい!」

そしてレンは自分自身で開発した大魔術の詠唱を始めた!

「炎よ!氷よ!雷よ!大地よ!光よ!闇よ!今ここに全て具現せよ!」

レンが詠唱を終えると、レンの背後の空間が歪み、炎の玉、氷の剣、雷、岩の槍、光の矢、漆黒の霧がそれぞれ無数に現れた!

「ヒ、ヒィィィィッ!!??」

自分に向けられるさまざまな自然現象や武器の形をした属性を見て、隊長は痛みも忘れて、レンに背中を向けて逃げようとしたが

「さあ!お茶会の始まりよ!…………虹のお茶会(レインボー・パーティー)!!」

時既に遅し、レンは隊長に向かって大魔術を放った!炎の玉や雷は隊長の身体を焼き尽くし、氷の剣や岩の槍、光の矢はそれぞれ身体の到るところを貫き、そして漆黒の霧は地獄の苦痛を与えた!

「ギャァ
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