外伝〜夕暮れの惨劇〜前篇
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」
レンの挑発に隊長は怒り、特務兵の一人が怒りを抑えきれない様子で言った。また、他の特務兵達も殺気立った。
「うふふ……レンは当然の事を言ったまで……よ!」
そしてレンは片方につけている耳飾りを外して、耳飾りに魔力を込めてイリーナに放り投げた!
「レンさん、何を……」
すると耳飾りは光を放ち、レンの行動に戸惑っているイリーナの姿をその場から転移させた。
「なっ!?」
イリーナが消えた事に特務兵達は驚いた。
「うふふ………これで皇女であるレンに護衛の兵士達がいなかった理由がわかったでしょう?」
「クッ………異世界の技術か………!小癪な真似を……!」
レンは不敵に笑い、イリーナがいなくなった理由を察した隊長はレンを睨んだ。
「”帰還の耳飾り”………”飛翔の耳飾り”の改良版で、登録した場所にすぐに戻れる非常帰還用として重用できるけど、唯一の欠点は一回限りしか使用できない事ね。これが何度も使えるようになったら、便利になるんだけどな……」
隊長の睨みに気にせず、レンはイリーナに投げた同じ形のもう片方の耳飾り――メンフィル帝国が開発した魔導具、”帰還の耳飾り”を触り、現在の状況からは見当違いな事を呟いていた。
〜メンフィル大使館・正面玄関〜
一方その頃、レンによってイリーナが大使館の正面玄関に転移して来た。
「え……ここは……大使館!な、なんで?どうなっているの……?」
大使館に転移したイリーナはいきなり変わった周囲の風景を見て、混乱した。
「あら、イリーナさん。お帰りなさい。」
そこにペテレーネがイリーナの姿を見つけて、イリーナに近付いて来た。
「ぺ、ペテレーネ様!大変です!怪しい人達がレン様を誘拐しようとして……!それでレン様が助けを呼んでほしいと……!」
「……一度落ちついて、イリーナさん。」
「は、はい。すみません………」
ペテレーネに諭されたイリーナは深呼吸をした。
「……やけに騒がしい声がすると思ったら、お前だったか。………お前が声を荒げるなんて、珍しい事もあるものだな。」
さらにリウイもイリーナに近付いて来た。
「へ、陛下……」
「リウイ様。」
「それで?怪しい者共がレンを誘拐する……等が聞こえて来たが、何があった?」
「は、はい。実は………」
そしてイリーナはリウイ達に事情を話した。
「……申し訳ありません!レン様を置いて、私だけこちらに戻ってくるなんて……!どんな罰でも受ける所存であります……!」
事情を話したイリーナはリウイ達に深く頭を下げた。
「……気にする必要はない。それをしたのは他ならぬ
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