外伝〜天使の試練と契約〜
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能天使ニル・デュナミスとの戦いは複数の味方がいるエステル達が優勢と思われたが、戦いは互角だった。
〜キルシェ通り〜
「やっ!」
「やぁっ!」
「甘い!」
エステルとミントの攻撃をニルは武器で捌いた所を
(燃えよっ!)
「やぁっ!」
後方よりサエラブは炎の玉を吐き、テトリは弓矢で攻撃したが
「させませんわ!」
ニルは武器を持っていない片手で簡易結界を作り、防いだ。
(光よ、集え!………光霞!!)
そこにパズモが放った魔術がニルに命中した!
「ナイスよ、パズモ!」
(………………)
ニルにダメージを与えたと思ったエステルはパズモを褒めたが、パズモは何も答えず、厳しい表情で魔術の爆発によって姿が見えなくなったニルがいる場所を見ていた。
「よ〜し、一気に決めるわよ、ミント!」
「うん!」
「2人とも、待って下さい!ニルさんは天使です!恐らく今の魔術では………」
そしてエステルとミントは制止するテトリの声に気付かず、それぞれクラフトの構えをした後、爆発によってできた煙が晴れるまでにニルがいる場所を攻撃した!
「ハァァァァ……セ……」
「行っく……」
「光よ、集え!光霞!!」
「え……あう!?」
「やん!?」
パズモが放った同じ魔術がエステルとミントに命中した!
「いった〜……ミント、大丈夫!?」
「う、うん………」
魔術を受けた2人は呻きながらも武器を構え直した後、一端サエラブ達の所まで後退した。そして煙が晴れると傷一つついていないニルがいた。
「え……魔術が命中したのに、なんで傷一つついていないの!?」
「フフ………天使であるニルに神聖魔術、それも初歩の神聖魔術で攻撃しても無駄よ。」
傷一つついていないニルを見てエステルは驚き、ニルは口元に笑みを浮かべて答えた。
「お二人とも、大丈夫ですか!?」
そこにテトリが慌ててエステルとミントに話しかけた。
「うん。ミント、今治してあげるね。……癒しの闇よ!……闇の息吹!!」
「あったかい……ありがとう、ママ!」
テトリに答えたエステルはミントの傷を治癒した。
「エステルさんの傷も今治癒しますね。……母なる大地の力よ………大地の恵み!!」
「サンキュー、テトリ!………にしても、なんでパズモの魔術を受けたのに平気なのかしら?」
(当たり前だ。奴は”天使”。我自身が炎に強いと同じように、神聖属性の攻撃に関してはほとんど、無効化する体質を持っている。)
ニルに魔術が効かなかった事に首を傾げているエステルにサエラブは説
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