第85話
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
んでいた。
「つーか、生身で飛行船を落とすとかありえねぇだろ……」
ルークも疲れた表情で溜息を吐いて呟いたが
(フッ、少なくても超振動を一人で起こせる奴だけは人の事は言えないと思うがな。)
(同感、です。)
(ア、アハハ……)
それぞれ小声で呟いたバダックとアリエッタのルークに対する指摘が聞こえていたイオンは苦笑していた。
「そういえば……私たち、どこに落ちたのでしょう?」
「浮遊都市の周縁部のようですが……。まずは外に出て状況を確認した方が良さそうですね。」
そしてエステル達は外に出た。
〜リベル=アーク市〜
「こ、ここって……」
「うわぁ……キレイ……」
「うふふ、中々の景色ね♪」
「こ、これはもう撮って撮って撮りまくるしか〜!」
「おいおい……。感光クオーツを使い切るなよ?」
エステル達が周りの景色に目を奪われている中、興奮して写真を撮りまくっているドロシーにナイアルは冷や汗をかいて指摘した。
「しかしここは……えらく浮世離れした場所やね。都市っちゅうよりは庭園といった方が良さそうや。」
「そうですね……。大都市における公園のような場所なのかもしれません。」
「た、確かにそんな雰囲気だけど……。それにしては、同じような場所が遠くまで続いてるんですけど……」
「やれやれ……。とてつもないスケールだねぇ。」
「問題は我々が今どのあたりにいるかだな……」
「ピューイ!」
仲間達がそれぞれ話し合っているとジークが飛んできた。
「ジーク!?」
「ピュイピュイ!」
「よかった……。はぐれたのかと思ったわ。大丈夫……私たちも平気よ。」
「ピューイ♪ピュイ!ピュイピュイピューイ!」
「そう……分かったわ。どうやら私たちは、浮遊都市の最西端に不時着したようです。そして”グロリアス”はちょうど反対側の東側に停泊しているみたいですね。」
その後エステル達は今後の方針を決める為に会議室に集まった。
〜アルセイユ・会議室〜
「―――アルセイユの損傷はそこまで深刻なものではない。導力機関はほとんど無傷じゃし、反重力発生機関の損傷も軽微じゃ。じゃが、スタビライザーをはじめ、細かい導力系統に不具合が生じておる。このままでは、まともに浮き上がることもできんじゃろう。」
「そうですか……」
「とにかく人手をかき集めて修理を始めるしかないだろう。及ばずながら自分も協力させていただく。」
「……かたじけない。」
「アルセイユはそれでいいとして問題は、この都市のどこかに存在する”輝く環”の方
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ