第79話
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情をした。
〜同時刻・エリーズ街道〜
「な、何故こんな化物共が……何故奴等の情報を……提供してくれ……なかったのですか……”殲滅天使”……様…………グフッ!?」
同じ頃ブライト家に続く街道には結社の猟兵達の死体や人形兵器の残骸が散乱しており、生き残っていた最後の猟兵はフィーの銃撃が喉元に命中した事によって止めを刺されて絶命して地面に倒れ
「殲滅完了。前よりは多かったけど、やっぱり大した事無かったね。」
「フッ、貴様らのような三流の猟兵如きでは”西風”の守りは決して突破できん。」
フィーは猟兵達の死体を呆れた表情で見つめ、レオニダスは口元に笑みを浮かべて呟いた。
「なんや、もう終わってしまったんか。相変わらずあっけない連中やな。」
するとその時別働隊がレナを狙った時の対策として一人でブライト家にいるレナを陰ながら護衛していたゼノがブライト家がある方向から現れた。
「ゼノ、護衛対象から離れて大丈夫なの?」
「ああ。あの家の周囲には別働隊に対する罠を仕掛けてあるから、ちょっとくらいは離れても大丈夫や。……最もその別働隊もけえへんから拍子抜けやで。ったく、せっかく仕掛けた罠も発動せんかったら後で回収せなあかんから、仕事が終わるまでに一回くらいは引っかかって欲しいで。」
「……仕掛けた罠は全部ゼノが回収してよ。わたしはめんどいから、手伝わないよ。」
ゼノの答えを聞いたフィーは自分も罠の回収を手伝わされると思い、ジト目になって先に自分は手伝うつもりがない事を答えた。
「ちょっ、嘘やろ!?俺一人で回収していたら軽く2,3時間はかかるで!?」
「……雑談はそこまでにして仕事に戻るぞ。新手が来る可能性はまだ残っているのだからな。」
そしてレオニダスは二人の会話を打ち切らせて二人と共にブライト家に向かい、再び陰ながらのレナの護衛に戻った。
〜空中庭園〜
「”西風の旅団”……”赤い星座”と並ぶ大陸最強の猟兵団の片割れね。一体どうやって彼らを……―――いえ、”Ms.L”でもある貴女なら彼らが”依頼”を請けてくれる”報酬”を用意する事も可能でしょうね。」
「クカカ、まさか奴等を雇うとはな。確かに奴等が相手なら強化プログラムの猟兵如きじゃ勝てねぇし、隊長クラスの奴等は”執行者”とも渡り合える強さらしいから、もし執行者達が”剣聖”の妻の確保をしようとした時も俺達も撃退される可能性もあるな。”殲滅天使”の双子の姉だけあって中々考えているじゃねぇか。」
レンの話を聞いたルシオラは真剣な表情で呟き、ヴァルターは感心した様子でレンを見つめた。
「……ッ………!うふふ、ユウナ達にその事を言
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