第79話
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オラとヴァルターが感心していた中、単独で挑んだフィリップの無謀さに呆れていたユウナに指摘したブルブランはデュナン公爵の事を想い出した。
「そうね、少なくとも放蕩者には見えなかったわ。すぐに気絶してしまったのはご愛敬だったけれど……」
ブルブランの意見にルシオラが頷いたその時
「うふふ、それでも以前と比べると見違えるように成長しているわよ?今のあのオジサンなら王族の一員として及第点をあげてもいいと思うわよ。」
何とレンの声が聞こえてきた!
「え………」
レンの声を聞いたユウナが呆けると女王宮からルーク、レン、リオン、ソフィが姿を現した!
「”焔の剣聖”に”戦天使の遊撃士(エンジェリック・ブレイサー)”………!?導力停止現象以降シェラザード達と別行動をしている事は報告に入っていたけど、ここで現れるとはね……!」
「クカカ……”紅蓮の塔”でやり合ったガキ共もいるじゃねぇか。」
ルシオラが厳しい表情でルーク達を見つめている中、ヴァルターは凶悪な笑みを浮かべてソフィとリオンを見つめ
「……私は子供って言われるような年齢じゃないよ。むしろ貴方達よりずっと年上。」
「フン、その”ガキ共”にはまさか僕も入っているのか?ならば、容赦はせんぞ。」
(と言うか坊ちゃんは今まで敵に対して容赦をしたことはないと思うのですが………)
ヴァルターの言葉に対してソフィは静かな表情で答え、鼻を鳴らしてヴァルターを睨むリオンにシャルティエは苦笑しながら指摘した。
「まさかここまで父さんの読み通りとか、父さんの先を読む力はマジで凄すぎだろ………」
「うふふ、さすがパパよね♪」
「ほう。と言う事は君達がここにいるのはやはり”剣聖”の差し金か。」
ルークとレンの会話を聞いたブルブランは興味ありげな様子でルーク達を見つめて呟き
「大正解♪”導力停止現象が起こってから、結社が王都に襲撃してアリシア女王もしくはクローディア姫を拉致する事も”パパは推測して、それの対抗策としてレン達がここにいるのよ♪で、貴方達はまんまと”罠”に引っかかったって事♪」
「”罠”ですって……?―――どういう事かしら。」
笑顔で答えたレンの答えが気になったルシオラは真剣な表情で訊ねた。
「あら、まだわからないのかしら?ここで貴方達”執行者”達を”一網打尽”にすればリベールに来ている”結社”の戦力を大幅に低下させられるでしょう?」
「ま、一網打尽にできなくても少なくても俺達ならお前達を”確実に撃退できる”って考えて、このメンツになった訳だ。」
「フン、しかも銀髪の剣士は来ていないようだな?奴を欠いた貴様ら等雑魚に等しい。」
「これ以上貴方達の
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