第79話
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こそ花………旋風よ、砕き散らしなさい!奥義、華散風魔の舞!!」
「クカカ………ちったあ、耐えろよ?……はっ!ふんっ!おらおらおらぁ〜っ!アルティメットブローッ!!」
「うふふ、逃げられないんだから、はぁっ!ユ・ラナンデス!!」
「グワアアアアアッ!?」
「ギャアアアアアアッ!?」
ルシオラ達が放ったSクラフトによって吹っ飛ばされ、地面に叩き付けられて二度と立ち上がらなくなった!
「……え。」
「―――所詮この世は夢幻。」
一瞬にしてやられた部下達の様子にただ一人残った士官が唖然としていると背後にブルブランが現れた!
「ひっ……」
ブルブランに気付いて、慌てて振り返った士官は武器を構えて迎撃しようとしたが
「せめて見せてあげよう………地獄のような甘美な悪夢を………さあ、美しく散るがいい!! フハハハハハ、さらばだ!!」
「ガハッ!?」
ブルブランのSクラフト――デスマジックを受けて地面に倒れて二度と立ち上がらなくなった!
「チッ、雑魚どもが……」
「んもう……ちょっと脆すぎるわ。」
「ふふ……贅沢は言わないの。まあ、女王陛下の親衛隊ならば少しは楽しめるのではないかしら?」
「ふむ、そう願いたいものだな。……さて。」
ルシオラの言葉に頷いたブルブランは後ろに控えていた猟兵達と人形兵器に振り返った。
「執行者はこれよりグランセル城に向かう!諸君は予定通りグランセル市街を制圧せよ!」
「了解!!」
そしてブルブラン達は王都に突撃した!
「あ、あれは……!」
「……急ごう!」
王都前に到着したエステル達は倒れ伏した兵達に気付くと兵士達に駆け寄った。
「こ、こいつは……」
「ヒデェな……」
倒れ伏している兵達を見たアガットとフレンは厳しい表情をし
「不幸中の幸いか……全員酷い傷を負っているが生きてはいるな。」
「まずは手当てをするわよ!」
バダックは兵士達が全員生きている事に気づく、アーシアは真剣な表情で提案した。
「そ、その必要はない……」
するとその時倒れていた士官がよろよろと立ち上がった。
「おい、大丈夫か!?」
「あ、あんたたちは遊撃士だな……。今しがた……”結社”の執行者どもがここを通っていったばかりだ……。どうやら狙いは…………グランセル城にあるらしい……」
「やはり……」
「その他の敵部隊は市街を制圧しているらしい……。……頼む……街と城を……」
最後の力をふり絞ってエステル達に情報を伝えた士官は気絶して地面に倒れた。
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