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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜聖魔の魔人姫との契約〜後篇
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笑し、エマは表情を引き攣らせ、ガイウスは感心し、セレーネは嬉しそうな表情でメサイアを見つめ
「フッ、もはや何らかの特殊能力なのではないかと疑ってしまうぞ。」
「た、確かにここまで来れば”偶然”で済まされないぞ……」
からかいの表情で呟いたユーシスの言葉を聞いたマキアスは冷や汗をかいてリィンを見つめ
「……皇女を惹きつけるフェロモンでも出しているんじゃないの?」
「そんな事はありえないと言い切りたい所だが実際アルフィン皇女殿下の件もあるからな……」
呆れた表情でリィンを見つめるフィーの言葉を聞いたラウラは困った表情で答えてリィンを見つめていた。
「アハハハハハ!ここまでタラシな男は初めてみたわよ♪」
サラ教官は腹を抱えて笑った後からかいの表情でリィンを見つめ
「フッ、クロスベルにいるヴァイスハイト・ツェリンダーが知ればどういう反応をするだろうな?」
「フフ、機会があれば教えてあげるのもいいかもしれないわね。」
「世界は違えどメサイアさんはヴァイスさんの娘ですから、ヴァイスさんがメサイアさんの事を知れば、間違いなくリィンさんはヴァイスさんに色々な意味で目を付けられる事になるでしょうね……」
静かな笑みを浮かべるレーヴェの言葉を聞いたプリネは微笑み、ツーヤは苦笑しながらリィン達の様子を見守っていた。
〜同時刻・ゼムリア大陸・クロスベル自治州・クロスベル市・クロスベル警察分室・特務支援課ビル〜
「ハックシュン!!」
一方その頃エレボニア帝国とカルバード共和国に挟まれた自治州―――クロスベル自治州の中心部であるクロスベル市にあるビルの中にいる金髪の男性はくしゃみをした。
「?風邪ですか、ヴァイス。」
その様子を見た蒼銀色の髪を持つエルフの女性は尋ね
「フッ、エルファティシアさん達と何度も一夜を共にして寝不足になった事が原因で体調を悪くしたんじゃないかい?」
「ワ、ワジ君!?朝から何て事を言うのよ!」
エメラルドグリーンの髪の中性的な容姿を持つ少年の言葉を聞いたベレー帽を被っているピンクブラウンの髪の女性は慌てた様子で少年を睨み
「もしくはモテモテのヴァイスハイトに嫉妬している女の子がヴァイスハイトをどうやって自分の物にするのか画策しているのかもしれないわね♪」
深い緑色の髪をなびかせている可憐な容姿を持つエルフの女性はからかいの表情で男性を見つめた。
「た、確かに局長ならありえるかも……」
「お願いしますから色恋沙汰で事件を起こさないで下さいよ……」
「キョクチョー、モテモテだもんね♪」
エルフの女性の言葉を聞いたジャケットを身に纏った茶髪の青年は苦笑
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