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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜”六銃士”〜後篇
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ラウラは尋ねた。



「フッ、俺も最初聞いた時は正気かと思った程だぞ?何せギュランドロス・ヴァスガンはクロスベルをいつか支配し、ゼムリア大陸の国家間の力関係を変えてクロスベルを大国へと成長させると豪語していたからな。」

「クロスベルを支配してゼ、ゼムリア大陸の国家間の力関係を変えるって…………」

「まさか……クロスベルと隣接しているエレボニア帝国かカルバード共和国に戦争を仕掛ける気なのか?」

「…………………」

静かな笑みを浮かべて言ったレーヴェの話を聞いたアリサは表情を引き攣らせ、ユーシスは真剣な表情で尋ね、サラ教官は目を細めて考え込んでいた。



「―――その可能性はあるかもしれませんね。」

「ええっ!?」

「プリネさんは何か知っているのですか?」

静かな表情で答えたプリネの言葉を聞いたエリオットは驚き、エマは目を丸くして尋ねた。

「元々エレボニア帝国軍がクロスベル警備隊との合同演習をした理由は汚職を持ちかけてきた帝国派議員を次々と逮捕している”六銃士”達の行動や、そんな”六銃士”達の行動によってクロスベルの市民達が彼らを慕う事に危機感を抱いたオズボーン宰相が提案したそうです。」

「オズボーン宰相が!?」

ツーヤの話を聞いたマキアスは驚きの表情で声を上げた。



「エレボニア帝国に真っ向から逆らうかのような行動をしているギュランドロス司令達に”釘刺し”のつもりで合同演習を提案したと思われるのですが……―――結果はサラ教官も仰ったように、ギュランドロス司令率いる警備隊によってエレボニア帝国軍は”全滅”。そしてクロスベル警備隊に敗北したという失態を隠す為にクレア大尉がギュランドロス司令達に忠告したそうですが……―――逆にギュランドロス司令達に合同演習によって作ってしまったオズボーン宰相の失態を黙る事を条件に脅迫された挙句オズボーン宰相への”釘刺し”をされたそうです。」

「クレア大尉が!?」

「へえ?あの女が脅迫されるなんてねぇ?」

プリネの話を聞いたリィンは信じられない表情をし、サラ教官は興味ありげな表情をした。

「しかも”鉄血宰相”へ”釘刺し”ができるほど謀略にも長けているだと……?」

「”鉄血宰相”に堂々と歯向かうくらいなんだから、もしかしたら本気でカルバード共和国かエレボニア帝国に戦争を仕掛けるつもりかもしれないね。」

「で、でも普通に考えたら国力や戦力差で圧倒的に不利よ……?」

「それにそのような無謀な事に他の者達もついていかないと思うがな……」

ユーシスは目を細め、フィーが呟いた言葉を聞いたアリサは不安そうな表情で答え、ラウラは真剣な表情で考え込み

「「「……………………
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