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予言
2部分:第二章
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うでしょ」
 チベットへの一連の抗議だけだった。そこまで至っているとは到底言えなかった。やはりこの予言も外れていると言えるものであった。
「じゃあこれも外れね」
「そうだな」
「ブッシュ大統領暗殺は」
「映画の中だけだな」 
 あくまでそれだけであった。
「勿論これも」
「外れよ」
「そうだな」
 従ってこれも消えたのだった。次は。
「今度は富士山の噴火かよ」
「噴火してないわね」
「俺が今やってるゲームじゃ噴火するぞ」
 桃太郎電鉄のことである。
「それと怪獣も出るな」
「ああ、そういえば怪獣が出るって予言もあるじゃない」
 よく見ればそうなのだった。昔の本も今の本も好き放題書いているのだった。この辺り実にいい加減な作者であることもわかる。
「これは勿論」
「外れか」
「他にも色々書いてあるわよね」
 それだけ適当に書き散らしているということだった。

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