〜武術大会・決勝戦〜中篇
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宿る炎の熱さを間近で感じて呻いた。
「やってくれるじゃない……!どーりゃーっ!!」
「くっ!?」
そしてカーリアンは双剣に力を込めて、リンを後退させた。
「冥府斬り!!」
後退して武器を持った片手を上げたまま硬直しているリンにカーリアンはすかさず、自分の持つ技の中でも強烈な威力を持つクラフトを放った!
「一刀両断!!聖炎剣・剛!!」
しかしリンは上げたままの剣を両手に持ち、豪快に攻撃してカーリアンの技と打ち合った!
「嘘ッ!?」
両手から伝わる力によってさらに威力を増したリンの技の威力にまけたカーリアンは驚き、吹っ飛ばされ、空中で受け身をとって着地をした。そしてリンは剣を再び構え直し、剣に力を込めた!
「真なる焔よ、燃え上がれっ!!」
リンが叫ぶと、リンが持っている剣により一層炎が燃え上がり、炎によって剣の長さが2倍になった!
「ウオォォォォォッ!!」
そしてリンは炎の長剣を両手で構えて、叫びながらカーリアン目掛けて走った!
「フフ……面白いじゃない!!」
自分目掛けて襲いかかるリンを見て、カーリアンは不敵な笑みを浮かべた後、大技の構えをした。
「真なる焔の剣!!」
リンはカーリアンに接近すると炎の長剣を右方向から袈裟斬りに斬った!!
「激しいの、行くわよ♪………白露の桜吹雪!!」
「うあぁっ!?」
カーリアンのSクラフトが命中したリンはダメージに呻いた後、吹っ飛ばされた。
「はっ!」
しかし空中で受け身をとって、ヨシュア達の所に着地した。
「くっ……無傷ではいかなかったようね………」
カーリアンは火傷した片腕を抑えて呻いた。リンを吹っ飛ばす瞬間、軌道がずれたリンの炎の長剣がカーリアンの腕を掠ったため、カーリアンの腕を火傷させたのだ。
「………時間のようだ。私達の力を使いこなしてみるがいい!」
そしてリンは目を閉じた。すると持っていた剣からは炎がなくなり、ただの欠けた剣になり、髪や瞳も元のエステルに戻った。
「みんな、おまたせ!!」
「エステル!!」
「どうやら目覚めたようだな。」
「フッ……待っていたよ、エステル君♪」
元のエステルに戻った事にヨシュアは安心し、ジンやオリビエもヨシュアと同じようにエステルに近寄って声を掛けた。
「3人共、あたしが抜けている間に大分怪我したみたいね。今、回復するわ!オーブメント駆動!……ラ・ティアラ!」
エステルがアーツを発動させると、エステル自身を含め、ヨシュア達の傷がある程度治った。
「んっふふ〜、愛と真心を君たちに!それっ!」
さらにオリビエが放った
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