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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(FC篇)
〜武術大会・決勝戦〜前篇
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掛けて行った。

「それ、それ、それ、それっ!!」

ヨシュアの激しい攻撃をカーリアンは楽しそうな表情で捌いていた。



「エアストライク!!」

「月華掌!!」

そこにアーツによって発生した風の刃が、突進と共に拳がカーリアンを襲った!

「ちょっ!?」

ヨシュアの攻撃に捌いていたカーリアンは回避や防御もできず、アーツと拳がカーリアンに命中した!

「え………」

自分以外の攻撃が命中した事にヨシュアは驚いて手を止めた後、一端下がった。

「フッ………またせたね、ヨシュア君♪」

「ふう………こっちの苦労も知らずによくそんな事が言えるな………」

ヨシュアが一端下がると、そこにはいつもの調子のオリビエと、呆れている様子のジンがいた。

「オリビエさん!混乱から回復したんですね。………それにしても、どうやっ………?あの状況下じゃ、アーツは使えないと思うんですが……」

混乱から回復しているオリビエに驚いたヨシュアはジンに尋ねた。

「”養命功”という気功でな。傷を含め、さまざまな状態異常も回復してくれる気功を銃弾を掻い潜って、この兄ちゃんに使ったのさ。」

「なるほど………」

ジンの説明にヨシュアは納得した。

「それぇっ!!」

「!!散開しろっ!」

「はい!」

「おおっと!?」

そこにカーリアンが放った衝撃波がヨシュア達を襲った。衝撃波にいち早く気付いたジンは警告を出し、ヨシュア達は回避に成功した。

「フフ……やってくれるじゃない♪今年の大会は一撃をもらうか無傷で終わると思ったけど、まさか3撃ももらうとは思わなかったわ♪」

カーリアンは好戦的な笑みを浮かべて、ヨシュア達に言った。

「………ヨシュア、悪いがエステルを治療する事は後廻しにして、今は目の前の敵に集中しろ。」

「………はい。」

「フッ……では、行こうか!」

そしてジン達はカーリアンとの戦闘を再び始めた!


〜???〜



(ヨシュア達、頑張っているけど苦戦している………あたし達、ここで負けるの……?)

一方ヨシュア達とカーリアンが激しい戦闘を行っている中、気絶しているエステルは謎の空間に浮かんでいて、カーリアンに苦戦しているヨシュア達を見て、悔しさに唇をかみしめた。

(そんなの駄目!博士やユリアさんの依頼が達成できない!依頼が達成できないなんて、遊撃士失格よ!)

(………だったら、カーリアン殿に頼めばいいのではないですか?)

(……スお姉様の言う通りだ。今のお前達では奴には勝てない。)

依頼が達成できないかもしれない事にエステルが悔しがっている時、どこからか
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