第93話
[5/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「まさか、クラウス市長も晩餐会に出席するなんて……。って事は、メイベル市長なんかも呼ばれてるのかしら?」
「可能性は高そうだね。たぶん、有力者たちを集めて話があるんじゃないかな。」
「うーん……まあいっか。何とか試合に勝って晩餐会に出れば分かるもんね!」
「うん、そうだね。そろそろ控室に戻ろうか。もうすぐ開場の時間だと思うよ。」
「ん、りょーかい!」
ヨシュアの提案に頷いたエステルは、ヨシュアと共に控室に向かった。
その後、エステル達は控室に戻って来て、静かに待っていた。しばらく待っていると、リシャールやカノーネ、フィリップを伴ったデュナンが観戦席に現れた。
〜グランアリーナ・選手控室〜
「あ……。今日はリシャール大佐も公爵と一緒に来てるみたい!」
リシャールの姿を確認し、エステルは驚いた。
「そうだね……。公爵のお供のついでに噂に聞くカーリアンさんの実力がどれぐらい凄いのか見に来たかもしれないね。」
ヨシュアはエステルの驚きに頷きながら、リシャールが現れた理由を推測した。
「ほう、あれが巷で人気の王国軍情報部のリーダーか。男前だが、風格を感じさせる、なかなかの人物みたいだな。」
「まあ……確かにそうなんだけどね。」
リシャールが漂わせている風格や容姿を見て、ジンは感心していたが、リシャール達の真実を知っているエステルは複雑そうな表情で溜息を吐いた。
「ふむ、ボースで見かけた時からさらなる風格を漂わせるようになったみたいだね。フッ、こうなっては仕方ない。このオリビエ・レンハイムのライバルと認定しようじゃないか。」
「あんたにライバル視されてもねぇ。」
オリビエの自意識過剰な発言にエステルは呆れて、ジト目でオリビエを見た。
「……始まるみたいだよ。」
審判がアリーナに現れたのを見て、ヨシュアはもうすぐ試合が始まる事を全員に言った。
「皆様……大変長らくお待たせしました。これより武術大会、本戦最終日を始めます!予選開始から1週間にわたって開催されてきた武術大会ですが……本日をもちましていよいよ最終日となりました。勝利と栄光を掴むのは一体、どちらのチームなのか……。それでは、決勝戦のカードを発表させていただきます。南、蒼の組―――カルバード共和国出身。武術家ジン以下4名のチーム!北、紅の組―――メンフィル帝国出身。メンフィル帝国軍所属。闇剣士カーリアン選手以下1名のチーム!」
「よっしゃあ、出番ね!」
「いよいよだ……」
「フッ、今回ばかりは本気で行かせてもらうよ。」
自分達の出番が来た事にエステル達は覚悟を決めた。
「
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ