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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第94話
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達まで……」

フィーの指摘に気付いたエマは戸惑いの表情をし

「な、なあリィン。エリゼ君は一体どれ程高い地位についているんだ……?」

「今までの様子から察するに、エリゼは城の中で相当高い地位だと思うのだが………」

「いや、俺に言われてもメイドに関する地位は知らないし。えっと、皇族の専属侍女長ってそんなに高い地位なのか?」

マキアスとガイウスに尋ねられたリィンは戸惑いの表情をした後城の事情をよく知っているプリネとツーヤに視線を向けて尋ねた。



「ええ。皇族の専属侍女長は侍女の中では最高位に値する地位ですから、侍女達が目標とする地位ですね。」

「―――更に専属侍女長はいざという時仕えている皇族の護衛も務めていますから軍の階級である”少佐”と同等の地位が与えられているんです。ですから兵士の方達がエリゼさんに敬意をはらっていてもおかしくないですね。」

「ええっ!?しょ、”少佐”!?」

「それじゃあエリゼ君は軍で言えばナイトハルト教官と同じ階級なのか!?」

「………………」

プリネとツーヤの説明を聞いたエリオットとマキアスは驚き、また他の仲間達も驚きや信じられない表情でエリゼを見つめ、リィンは口をパクパクしていた。



「ちなみに給料は毎月どのくらい貰っているの?」

「フィ、フィーちゃん。」

ツーヤに尋ねたフィーの質問を聞いたエマは冷や汗をかき

「えっと………専属侍女長の給与は確か毎月80万のはずで、更に年に1回だけある特別給与は400万のはずですが……」

ツーヤは考え込みながら答えた。



「は、80万ミラに加えてボーナスが400万ミラ!?ラインフォルトグループでもそんな高給取りは母様くらいよ!?」

「一月が80万ミラなら、全て合わせて1年で1500万ミラ近くを稼いでいるという事になるな。」

「1500万ミラもあったら、家も普通に買える値段だぞ……」

「というか郷の民達がシュバルツァー家に毎月治めている税金もそんなになかったと思うんだが……それ以前に訓練兵だった頃の俺の給料の4倍は軽く上回っているんだが……」

「わあ……!エリゼお姉様って、お金持ちなんですね♪」

「う、羨ましい……!あたしの給料の3倍以上はあるじゃない!しかもボーナスは400万ってもらいすぎよ!あたしでも毎月25万ミラでボーナスは70万ミラなのに……!」

ツーヤの答えを聞いたアリサは驚き、ガイウスは目を丸くし、マキアスとリィンは冷や汗をかいて表情を引き攣らせ、セレーネは尊敬の眼差しでエリゼを見つめ、サラ教官は羨望の眼差しでエリゼを見つめた。

「サラの場合はむしろ貰いすぎ。」

「全くだな。給料泥棒と言ってもお
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